甲冑(かっちゅう)は、戦闘で頭と胴体を守るため兵士が身につけた武具。日本ではとくに戦国時代のものが、その様式美で多くの現代人を魅了している。
外国人観光客が立ち寄りたくなるであろう施設が16年5月9日、東京都渋谷区円山町にオープンした。「Samurai Armor Photo Studio(サムライ・アーマー・フォトスタジオ)」は甲冑姿に着替えて撮影できる写真館だ。運営元は仲よしという会社で、この種の施設を営業するのは初の試みという。
甲冑は7種類、着付け師や撮影スタッフも常駐サムライ・アーマー・フォトスタジオの広さはおよそ30坪。入口とスタジオを結ぶ通路の両側に撮影に使用するアイテムが展示されている。向かって右に「甲冑」、左手前に「陣羽織」、左奥に「日本刀」がそれぞれ飾られている。さらに奥に進むと撮影空間が広がっていて、左が「Stuido01」、右が「Studio02」となっている。公式サイトやフェイスブックページに掲載されている写真は雰囲気たっぷり。いわゆる「歴女」やコスプレ好きも満足のカットが撮影できそうだ。
客は以下の7領から好きな甲冑を選べる。
- 豊臣秀吉大鎧(おおよろい)
- 赤桶側二枚胴具足
- 黒桶側二枚胴具足
- 真田幸村モデル
- 伊達政宗モデル
- 黒田長政モデル
- 黒田長政子供用モデル
着付けが終わったら、いよいよ撮影だ。勝手が分からなくても大丈夫、ポーズや表情について丁寧なアドバイスが受けられる。スタジオのスタッフが撮影する点数は5ポーズ15カット。撮影料は利用料金に含まれ、画像データはSDカードの形でもらえる。プリントサービスはオプション。
利用者が使い慣れたカメラを持ち込んで自由に撮影してもよい。スタジオにはバンクライトが2灯あるので、きちんと光を回せば質感のある写真が撮れるはず。
所要時間の目安として、甲冑に着替えるのに15分、撮影に30分、私服に着替えるのに15分をそれぞれ見込む。
利用料金は、身に着ける甲冑に応じて2つのグレードに分かれる。詳細は公式サイトまで。<J-CASTトレンド>
- デラックスモデル...4万円(税込)/豊臣秀吉大鎧を選んだ場合
- スタンダード...1万3000円(同)/豊臣秀吉大鎧以外を選んだ場合