フィリップ モリス ジャパン(PMJ)は、特定非営利活動法人 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)と共同で、民間主体の、避難生活に特化した支援ネットワーク「EDAN」(イーダン=Essential Disaster Assistance Network)の設立を2025年9月1日、発表した。
トイレ、キッチン、ベッドを被災地へEDANは、簡易トイレやキッチンカー、段ボールベッドなど避難生活に必要な物資を平時から備蓄し、災害時に迅速に被災地に届ける目的で設立された。
トイレ、キッチン、ベッドのいわゆる「TKB」は、人の生命や尊厳を守るもの。これらを発災時に「まとめて迅速に」「もれなく、むらなく」届けることを目指す。
能登半島地震対策検証委員会や内閣府の防災基本計画では、避難生活における「民間との連携強化」が課題となっている。海外では、台湾やイタリアで、大規模災害発生時にNGOやNPOと連携した避難生活の支援が実現している。2024年の台湾東部沖地震でも注目された。
EDANでは発災時におけるTKBの迅速な提供のほか、避難所の運営支援も行う。
EDANはPMJが発起人となり、JVOADが統括。また事務局を担う公益社団法人ピースボート災害支援センター(PBV)を含めてこれまで避難者の支援活動を続けてきた民間4団体が加盟している。<J-CASTトレンド>