大阪でジャンボ宝くじの抽選会が行われるのは約7年半ぶり。今回はヴァイオリニストでNHK交響楽団(N響)の第1コンサートマスター・長原幸太さんがゲスト出演し、もし高額当選した場合の使い道について、音楽家ならではの夢を話した。
サマージャンボは2種とも、1枚300円で7月11日~8月11日まで全国発売された。「サマージャンボ宝くじ」は1等賞金が5億円、前後賞は各1億円。「サマージャンボミニ」は1等賞金が3000万円、前後賞は各1000万円。2種を合わせると、100万円以上の当選本数は3900本以上となっている。
抽選会ではアナウンサーの山本哲也さんがMCを務め、宝くじをPRする「宝くじ幸運アンバサダー」の柏木行雲さん(サマージャンボミニ)、松永鈴帆さん(サマージャンボ宝くじ)が進行を支えた。
また、抽選が行われる前には、立会人を代表して大阪市にある「今宮戎(いまみやえびす)神社」の福娘が音頭を取り、主に関西や大阪で場を締めくくるために行われるという「上方締め」を実施。「打―ちましょ、よいよい! もひとつせー、よいよい! 祝うて3度、よよいのよい!」との掛け声で、来場者も一体となって手拍子し、景気良く始まりを迎えた。
サマージャンボ宝くじのフィナーレ、1等抽選時にN響第1コンマス・長原さんが登壇した。回転盤に矢を放って数字を決めるために、「抽選ボタンを押す」という大役を受けて、「普段はコンサートで、沢山のお客さんの前で演奏するのは慣れてるんですけど、全く違う緊張感があります」「他人の人生も左右しますしね」などと神妙な面持ちで伝えていた。
5億円、7億円当たったら何に使う?山本さんから「もし5億円、さらに7億円当たったら何に使いましょう?」と質問されると、長原さんは「いろいろね、夢の膨らむ話ですけど『ホール付きの家を建てる』。理想の我が家でコンサートできるようにしたいですね」などと答えた。
サマージャンボ宝くじ1等の当選番号は「19組173515番」に決まり、うち「3」部分を担った長原さん。
抽選後には、長原さんをはじめ、N響メンバーによる特別オーケストラのクラシックコンサートがNHK大阪ホールで開催された。なお、サマージャンボの各当選番号は受託銀行の「みずほ銀行」公式サイトに掲載されている。<J-CASTトレンド>