Q:子どもがキャッシュレス決済を利用することに慎重な声もあります。メリット・デメリットは?
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キャッシュレス決済は利用履歴が残るため、子どもが何に対してお金を使っているのかを親が把握することができます。子どものお金の使い方を、親が気にかけ、子どもと一緒にお金に向き合う機会をつくることができるのは大きなメリットでしょう。ただ、使い過ぎると、家計の支出が増えてしまうというデメリットはあります。
子どもに限らず、自由にキャッシュレス決済を利用していると、コンビニでふと目についた商品も「とりあえず買っておこう」と、本当に必要なものかをよく考えずに気軽に買ってしまう傾向があります。「財布の中に5000円しかない」と意識して買い物をするときと比べ、ムダな買い物が増えてしまう懸念はあります。
また、現金と比べて、お金のありがたみを感じにくいといえます。キャッシュレスに対応していない店もありますので、キャッシュレス一辺倒にせず、普段から現金にも慣れ、「お金には限りがある」と理解させておきたいですね。
Q:子どもがキャッシュレス決済を利用する上でのルール作りは?
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小学生低学年、高学年などの年齢で区切るのではなく、「子どもが正しいお金の使い方ができている」と思えたら、次のステップに進む形で、子どもの理解度や成長に合わせて、段階的にキャッシュレスの経験の幅を広げていくのがおすすめです。