【せ】世話をする
世話をされるより、する人が幸せになる。子や孫、他人の孫(たまご)をサポートして、必要とされる人になろう。
【そ】ソーシャルディスタンスを保つ
人間関係は、精神的にも空間的にも適正距離を保つ。べったりでは互いに負担。親子や夫婦間でも伸び縮みさせよう。
私たちの心身は加齢とともにさび、どんどん鈍くなってしまう。
「だから、意識して新しい出会いを求め、つねに心はプラチナの輝きを持ち続けたいですね(さ=さびない心を目指す)。そして、情報社会においては、取捨選択する冷静さが必要。自分たち夫婦にとって何が大切か、価値観を見つめ直すことも大切(し=情報リテラシーを持つ)。価値観や好みを再確認できたら、その中に身を置いて機嫌よく過ごし(す=“好き”を増やす)、できた時間は身近な人をサポートし(せ=世話をする)、かといってべったりしすぎない(そ=ソーシャルディスタンスを保つ)。そういった意味では“定年帰農”のような暮らしも選択肢のひとつです」
「女性自身」2020年11月10日号 掲載