「内臓の働きをケアする『臓活』が注目されていますが、これは古くから伝わる中国の『陰陽五行説』で大切にされてきた考え。陰陽五行説の中で、内臓は運命とも密接に関わるとされています」

そう語るのは、風水研究の大家・林秀靜先生。

この世のあらゆるものは「木・火・土・金・水」の五元素から成り立つとするのが「陰陽五行説」だ。

「この五元素は、中国医学では『肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓』にあてはまり、漢方薬の処方にも使われます」

人にはもともと持っている内臓タイプがあり、それを知ることが大切、と林先生。

「私は漢方クリニックで10年にわたり、内臓タイプごとの体質と疾病の研究を行いました。そこでも、内臓タイプと不調には関連がみられたのです」

その研究をふまえ、林先生が陰陽五行説をもとに「内臓占い」を作成。

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不調が出やすいのはどの臓器?生年月日で内臓タイプを診断

【内臓タイプの調べ方】

(1)画像の表1で、生まれ年と誕生月の交差する数字を見つける。その数字に、生まれた日を足す

(2)次の季節表で自分が生まれた季節を確認

■2月4日~4月17日生まれ=春生まれ
■5月6日~7月20日生まれ=夏生まれ
■4月18日~5月5日生まれ=土用生まれ
■7月21日~8月7日生まれ=土用生まれ
■10月21日~11月7日生まれ=土用生まれ
■1月17日~2月3日生まれ=土用生まれ
■8月8日~10月20日生まれ=秋生まれ
■11月8日~1月16日生まれ=冬生まれ

(3)次の内臓タイプ診断表を使い、(1)で出した数字の1の位でどの「内臓」タイプかを診断。

生まれた季節で、強タイプか弱タイプかを調べる(例えば、1970年3月18日生まれの人は、16+18=34→4、春生まれなので心臓の強タイプ)

■1か2=肝臓/強タイプ=春・冬生まれ、弱タイプ=夏・秋・土用生まれ
■3か4=心臓/強タイプ=春・夏生まれ、弱タイプ=秋・冬・土用生まれ
■5か6=脾臓/強タイプ=夏・土用生まれ、弱タイプ=春・秋・冬生まれ
■7か8=肺/強タイプ=秋・土用生まれ、弱タイプ=春・夏・冬生まれ
■9か0=腎臓/強タイプ=秋・冬生まれ、弱タイプ=春・夏・土用生まれ

「内臓タイプによって陥りやすい不調があるということは、そうならないように心や体、周囲の環境を整えてあげれば、自然と運が開けるということです。この占いには生まれた季節によって、各内臓に『強』タイプと『弱』タイプがありますが、強がいい、弱が悪いということではありません。内臓はお互いに関係していて、ある内臓の力が強すぎると別の内臓の力を弱め、そこで不調が起こります。属するタイプの内臓の力が強くなりがちな『強』タイプの人は、弱めてしまう内臓の力を補うことが開運に。『強』タイプが弱めてしまう内臓は次を参考にしてください」

■肝臓→脾臓
■心臓→肺
■脾臓→腎臓
■肺→肝臓
■腎臓→心臓

「『弱』タイプの人は、自分の属するタイプの内臓の力を高めることが開運につながります」

「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載