「11月の夜、都内の人気ステーキ店前に1台の高級輸入車が停まりました。新車だと1,200万円以上。

どんな人が乗っているのだろうと思って見ていたら、背の高い男性運転手とともに入江さんが降りてきたのです」(見かけた通行人)

入江慎也(43)といえば闇営業を仲介したとして、2019年6月に吉本興業を解雇。矢部太郎(43)とのコンビ「カラテカ」も事実上の解散。芸能界引退状態になっていた。

契約解消後はテレビなどに出ることもなく、清掃業のアルバイトに励んでいたという入江。だが2020年8月1日にTwitterを更新し、ホームクリーニング会社「株式会社ピカピカ」を立ち上げたことを報告した。

一時は会社ホームページにアクセスが集中しすぎてサーバーダウンするというトラブルもあったが、今も依頼は殺到しているようだ。

その後も「カラテカ入江」名のままでTwitterを更新し続け、日々の清掃仕事の報告や共同開発で作った洗剤の宣伝などをしている。あるスポーツ紙芸能記者は言う。

「もともと入江は芸人仲間より、青年実業家や社長などとの交流を深めていました。特に“お偉いさん”にかわいがられるんですよね。『闇営業』というミソはついたものの、それまでの人脈を生かして興した清掃会社は順調なようです。芸人時代にお世話になった業界人からの依頼も多いようですよ」

芸能界にいたときから高級輸入車に乗っていたという入江。

変わらない様子からも、再びの成り上がりぶりがうかがえる。

この日の入江は、全身黒ずくめ。黒いキャップを被り、黒いマスクをして、上下黒のスウェット姿というラフな格好だ。人気ステーキ店の前に車を止めると、男性運転手と2人で10分ほど並んで入店していった。

「この店は芸能人やプロレスラーなどの格闘家がよく来店することでも有名。いつも満席です。店外に行列ができていることも少なくありません。入江さんが入ってきたときも店には客がいましたが、みんな特に騒ぐこともなく目の前のステーキに集中していました」(前出・店内にいた客)

名物はボリュームたっぷりの熟成肉ステーキ。入江たちは黙々と目の前のステーキを平らげると、20分ほどで店を出た。

「お会計は合計1万円。当たり前のように、入江さんが払っていました。店主と仲良さげに話していたので、常連のようですね。

ニコニコしていて、イメージよりも明るくて感じのいい人でした」(前出・店内にいた客)

店の前に停めていた車に乗り込み、颯爽と去っていった入江。芸人としての才能より、実業家としての才能のほうがあったようだ。

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