落語家の林家こん平さんが亡くなっていたと12月21日に発表された。享年77。
人気番組「笑点」(日本テレビ系)のレギュラーを40年近くも務めたこん平さん。「1、2、3、チャラ~ン!」という掛け声で世代を問わず人気を博した。しかし04年5月頃にのどの異常を訴えて休養となり、同年9月に「笑点」を休演。そして、05年7月に難病の「多発性硬化症」であることを公表した。
多発性硬化症とは脳や脊髄などに病変が起こり、手足が麻痺する原因不明の難病。それだけでなく、こん平さんには落語家の命である声にも障害が出てしまった。
そんなこん平さんの闘病生活を支えたのは、次女の咲さんだ。咲さんは本誌07年12月25日号で、その苦悩を明かしている。
「大変だったのは、父に、『自分は病気だ』とわからせることでした。仕事一途で、責任感の強い父は、大学病院に入院中も、かすれた声で『仕事に行くんだ』と言って、していた点滴を『こんなものしてる場合じゃないんだ!』と、外そうとしたくらいですから」
さらに同号では、こん平さんの葛藤ぶりも伝えている。
「配慮が裏目に出たこともありました。
大好きな「笑点」を直視できなかったこん平さんだが、その心の糧はやはり落語だった。“父を落語家として復帰させたい”という気持ちから、咲さんは14年8月から都電一両を貸し切って行う「都電落語会」を毎月開催。スタートからちょうど一年となる15年8月、本誌にこう語っている。
「父は、毎回お客様にひと言、ふた言ご挨拶したあと『1、2、3チャラ~ン』と都電の出発と落語会開催の合図をしますが、1回目の落語会を境に、父の病状は劇的に回復したんです。トイレにも自分で行けるようになったし、要介護度も4から3になりました。
やはり、自分が出るべき舞台ができたことで『もう一度芸人として頑張ってみよう』という気持ちになれたんだと思います。実際、舞台に登場した瞬間、父は、病人から芸人になりますからね」
晩年、高座に上がることは叶わなかったが、イベントに登壇するなどして落語に携わっていたこん平さん。16年以上にもわたる闘病生活を終え、いまは天国で大好きな落語を楽しんでいることだろう。

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