「一般的な血液型占いを見て、自分は当たっていないという人もいるでしょう。じつはそれにはちゃんとした理由があるんです」
こう話すのは、フジテレビ系『とくダネ!』の「血液型選手権」の監修者としておなじみの心理研究家の御瀧政子さん。
「なぜなんだろうと、いろいろ分析したところ、どうやらその大きな要因は、両親の血液型ではないかと気づきました」
ご存じのように、血液型はA、B、O、ABの4種類だが、くわしく見ると、A型にはAA、AO、B型にはBB、BOの2種類が存在し、OO、ABと合わせて、実際には6種類。この掛け合わせで、子どもの血液型が決まるので、たとえば親がAOとBOの場合、A、B、O、ABのすべての血液型になる可能性があるのだ。
「さきほどのどう見てもA型というB型の人は、父親がA型、母親がAB型でした。なるほど、それでA型っぽいのか。両親の血液型がその人に大きく影響することを実感したのです」
両親の血液型まで遡って、血液型を分類すると、なんと合計40通りになる。
「親は自分の血液型の資質で子どもを育てていくわけですから、子どもは自分の血液型の持つ基本性格に、親の血液型の気質や言動が自然と刷り込まれ、大人になるわけです。とくに幼少期に接する母親の影響を強く受けることがわかっています。ですから、もともとの血液型に加えて、親の血液型の要素を加えた分類が必要なんです。それを『裏』血液型と名付けることにしました」
今回、本誌では、最新の血液型研究のなかで、御瀧さんが徹底分析したAB型の「裏」血液型の性格診断に「今年の開運アドバイス」を加え、公開。
■AB型は全7タイプ
【父A × 母B】慎重さと自由さが共存
ほどよい慎重さと自由な行動力が相まって魅力を発揮。もともと華やかさを持っているので、自然と人の目を集める存在になるでしょう。
〈開運アドバイス〉よく周りを見渡してみて。よきアドバイザーとの出会いがあるはず。
【父A × 母AB】心に秘めた熱い血潮
常識人と見られがちですが、心には熱い感情を秘めた人です。何か行動するときは、ひとりの時間を作って、冷静になって判断してください。周囲への必要以上の気配りは、気疲れのもとになります。
〈開運アドバイス〉家族との関係を大切に。観葉植物を育ててみるのもお勧めです。
【父B × 母A】最もAB型らしい
常識的でありながら、突飛な行動をしたり、慎重だと思うと大胆な行動をしたりするAB型の特徴がいちばん出やすい人。対人関係や感情面の不安定さに自分自身で振りまわされないように気をつけて。
〈開運アドバイス〉自信を持って自身をアピールすると、無限の可能性があるでしょう。
【父B × 母AB】さわやか行動派タイプ
B型の気質が濃く出て、明るく活動的です。
〈開運アドバイス〉一度こうと決めたら強い意志を持って進めていけば成功するはずです。
【父AB × 母A】石橋をたたく慎重派
どちらかというとA型思考が強く、慎重なうえに神経質なので、ときに潔癖症になったり、神経過敏になることもあります。また、人との協調性は大切にしますが、自分の価値観もとても大切にする人。
〈開運アドバイス〉どんなときでも、明るくふるまうことで、幸運が舞い込みます。
【父AB × 母B】とことんマイペース
たとえ動揺していても、傷ついていても、人から見ると、おっとりしているように見えるマイペース派。社会的常識はわきまえていますが、ときには人とペースを合わせる努力も大事。
〈開運アドバイス〉過去をかえりみず、変化を恐れないで前に向かって進んで行くこと。
【父AB × 母AB】なかなかの切れ者
あらゆる面で能力を秘めた切れ者タイプ。ただその分、人には言えない心労も多く、自分ひとりの時間を確保しないと神経がまいってしまうかも。
〈開運アドバイス〉以前からやりたかったことにチャレンジすれば、大きな成果が。
「ルーツである両親の血液型まで遡ることで、正確に『本当の自分』がわかります。それによって、より深く自分を愛すことができますし、また対人関係も自然とスムーズになるはずです」(御瀧さん)
いま新型コロナの影響で、不安が広がり、社会全体がギスギスしている。この時代を乗り切るためにも「裏」血液型占いで「本当の自分」を知ることが大切そうだ。
「女性自身」2021年3月2日号 掲載