「ミヤさんを呼んできて」
監督から指示され、走るスタッフ。その数分後、日の光に照らされながら公民館から現れたのは松本潤(37)。
5月上旬のこの日、都内の下町エリアでは松本が主人公・深山大翔を演じる人気ドラマシリーズの映画『99.9‐刑事専門弁護士‐THE MOVIE(仮)』の撮影が行われていた。
「弁護士役ということで難しい法律用語が頻出するのですが、松本さんは『懐かしい!』と楽しみながら役作りに励んでいるそうです」(映画関係者)
映画化に際し、松本は映画の公式HPでこう意気込みを見せる。
《先の見えない大変な日々が続いていますが、観てくれる人の笑顔を想像しながらスタッフ一丸となって真面目に楽しんで制作していきたいと思います!!》
嵐が活動を休止してからあまり表舞台には姿を見せていなかったが、本格的に再始動した松本。“新たな代表作”の準備にも余念がないと、NHK関係者は言う。
「主演を務める’23年放送の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)の役作りとして一時は髭を伸ばし、親友の中村七之助さんや尾上松也さんに和服での所作などを教わっていたそうです」
かつてないほど俳優業に邁進する松本だが、コロナ禍前には別の“未来予想図”もあったようだ。
「嵐や後輩の演出も手掛けていた松本さんは、休止後にNYで演出の勉強をすることも考えていたそうですが、コロナ禍で断念。大河のオファーを発表直前まで悩んだのも、そのことが頭にあったからなのでしょう」(舞台関係者)
そして、松本は“退路”を断つ決断を下したという。
「嵐の休止中、松本さんは俳優活動に専念する考えでいるそうです。バラエティや情報番組を中心に活躍する櫻井翔さん(39)と相葉雅紀さん(38)など、それぞれのフィールドで奮闘するメンバーの姿から刺激を受け、『自分は俳優で天下を取る!』と決意したといいます」(前出・舞台関係者)
「女性自身」2021年5月25日号 掲載

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