《30年前最初のコンサートをやった日本青年館で歌いたいという私のわがままがたくさんの方のお力添えで叶って感無量です》
公式Twitterアカウントでこう綴ったのは、女優で歌手の高橋由美子(47)。高橋は歌手デビュー30周年を記念し6月27日にコンサートを開催。
本公演は、高橋にとって実に12年ぶりとなる単独コンサート。ネットでは《本物のアイドルの姿がそこにありました。別格です!》《ステージの姿は寸分違わぬアイドルでした》《私も歳を忘れ、コロナ禍であることも頭から消えてしまうくらい、夢中になったひとときでした》と感動の声が上がっている。
中学2年生のときにスカウトされ、アイドル雑誌でモデルデビューした高橋。90年に歌手デビューを果たし、94年には主演ドラマ『南くんの恋人』(テレビ朝日系)の主題歌『友達でいいから』が約40万枚のスマッシュヒットを記録した。
“20世紀最後の正統派アイドル”と謳われた彼女。しかし18年3月、妻子ある男性との不倫報道が。『週刊文春』の直撃取材に対して「アタシ、もっと色々やってっから!」と食ってかかった映像も記憶に新しい。
「『理性を欠いた時間を過ごしてしまったのは確かです』と不倫を認めた高橋さんは、のちに事務所を退所。これは事実上の解雇といわれています。19年4月、新たな事務所に入所し、今年4月には不倫報道の際の男性と“エイプリルフール婚”を果たしました。
しかし、男性の前妻は『高橋さんが私の家庭を壊した』と文春にコメント。批判の声はいまだ後を絶ちません」(芸能関係者)
そんな逆風吹き荒れるなか開催された本公演。昼と夜の2部公演となり、一公演100分ほど。参加したあるファンによると、披露されたのはアイドル時代の楽曲が中心で、高橋は最初から最後まで歌って跳ねる“アイドル回帰”を感じさせるステージだったという。そして、そのファンは「“20世紀最後の正統派アイドル”の意地を見た」と、こう熱弁を振るう。
「『歳だから……』と言いながらも原曲キーで生歌を披露。さらに、しっとり歌い上げるシーンもありました。振り付けも当時のまま。彼女はクラシックバレエの経験者で、それを生かしたダンスもありましたね。歌もダンスも円熟味があって、ミュージカルをいくつもこなしてきただけあるなぁと感動しました」
いっぽう公演中、涙を流す一幕もあったようだ。
「多くは語りませんでしたが、『たくさんの人に支えられた……』と。そして、あふれる涙と共に感謝の言葉を口にしていました。
30周年を区切りに、再び軌道に乗るだろうか。

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