女性が得する年金のもらい方“70歳からの受給で年金が月額42%アップ”
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「PGF生命の調査では、60歳の25%が『貯蓄が100万円未満』。4人に1人は老後資金がほぼない状態なのです。とくに私が心配しているのは女性の老後です」

こう話すのは、最新著『私の老後 私の年金 このままで大丈夫なの? 教えてください。』が話題の“年金のプロ”長尾義弘さん。

長尾さんが心配する「女性の老後に待ち受ける3大リスク」は次のとおりだ。

【リスク1】受け取れる年金額が男性より少ない

「共働きの女性の場合、老後に受け取れる厚生年金の平均額は月額約11万円。男性は約17万円なので6万円も少ない。理由は、出産や育児などのため就労期間が短く、さらに、そもそも男性に比べて平均賃金が低い場合が多いから。また今まで専業主婦だった人は基礎年金の月額約5万円だけ。老後、夫の年金と合わせてなんとか生活できたとしても、妻1人になった場合はかなり厳しい状況です」(長尾さん・以下同)

【リスク2】男性より長生きする確率が高い

「2020年の平均寿命を見ると、男性は81.64歳、女性は87.74歳。一般的に、最後は女性が一人暮らしの可能性が高い。遺族年金も夫の年金が丸ごと入ってくるわけではないので、1人になったら女性は自分の年金をメインに生活することを考えておく必要があります」

【リスク3】平均寿命と健康寿命の差が12年もある

「平均寿命とはべつに、人が元気に暮らせる期間を健康寿命といいます。平均寿命と健康寿命の間には当然差があり、男性は約9年、女性は約12年とされています。つまり女性は12年、もしくはそれ以上の年月、介護を必要として生きると考えておかなければなりません。介護にかかる費用は総額約800万円といわれていますが、この費用を女性は男性より大きく見積もっておく必要があります」