実業家の“ホリエモン”こと堀江貴文氏(49)。Twitterのフォロワー数は365万人と、発言に影響力がある堀江氏だが、ここ最近の“持論”はさほど支持を得られていないようだ。
安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件が発生して1カ月あまり。さかのぼること事件が発生した7月8日、堀江氏はTwitterに《反省すべきはネット上に無数にいたアベカー達だよな。そいつらに犯人は洗脳されてたようなもんだ》(原文ママ)と投稿。
しかし、その主張は変わらないようで、8月11日にも《やっぱアベガーが原因じゃん》と再びツイートしたのだった。この投稿は、評論家の池田信夫氏(68)による次のツイートに賛同したかたちだ。
《山上が安倍さんのビデオを見たのは、この江川さんのツイートがきっかけだったようだ。アベガー論法でいえば、彼女も今回の暗殺事件の「原因」になったわけだ》
「池田さんや堀江さんが言う“アベガー”とは、安倍元首相に対して否定的な人を揶揄するネットスラングです。池田氏は、ジャーナリストの江川紹子さんが、安倍元首相と旧統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の関係を指摘した昨年9月のツイートを引用。このツイートで江川さんは、安倍元首相が旧統一教会の関連団体にビデオメッセージを寄せたことを報じる記事を紹介していました。
一方で、安倍元首相を殺害した山上徹也容疑者の犯行動機はすでに明らかになっています。山上容疑者は母親が旧統一教会に多額の献金を行い、経済破綻したことで教団に恨みを抱くように。そして、安倍元首相のビデオメッセージの動画を目にし、安倍元首相に教団とつながりがあると考え、殺害を計画したと供述しています。
さらに事件後は、Twitter上に山上容疑者のものと思われるアカウントが発見されました。今年4月、山上容疑者は江川さんのツイートに反応していましたが、内容は教団を批判するもので安倍元首相には触れていませんでした。しかも山上容疑者のアカウントには、《安倍政権の功を認識できないのは致命的な歪み》《安倍憎しの最初にありきが見え見えの愚論》と、擁護するような投稿も確認されました」(社会部記者)
山上容疑者の犯行動機が明るみになってもなお、“アベガー”を主張する堀江氏には、《これはホリエモンらしくない》《どんだけ偏ってるねんw》と呆れ声が。
■「アベガー」に続いて、ひろゆき氏の妻への批判も物議
さらに現在、別方面でも注目を集めている。昨年10月に絶縁を宣言した“ひろゆき”こと西村博之氏(45)とNHK党の“ガーシー”こと東谷義和議員(50)との“バトル”に干渉し始めたのだ。
「騒動の発端は、ひろゆきさんがTwitter上で、ガーシーさんを“詐欺の逃亡犯”呼ばわりしたこと。ひろゆきさんに激昂したガーシーさんは、編集者の箕輪厚介さんのYouTubeチャンネルを通じて報復を仄めかしました。ですがその際に、『お前の奥さん攻めた方が俺は楽しいで』と、ひろゆきさんの妻を“攻撃対象”にすると予告したのです。このことに対して、ネット上では“関係ない一般人を攻撃するのはおかしい“と非難の声が相次ぎました」(芸能関係者)
すると堀江氏は11日、ひろゆき氏とガーシー氏のバトルを報じる記事を引用し、突如としてひろゆき氏の妻を揶揄するツイートをしたのだった。
《旦那をネタにしたキモい本とか出してんだから、一般人じゃねーだろ笑笑》
ひろゆき氏の妻・西村ゆか氏は昨年10月、夫を題材にしたコミック『だんな様はひろゆき』を出版している。ゆか氏は著書を「バカにされた」として、堀江氏にこう反論。
《本というのはみんなで作るもの。
すると堀江氏は、《ひろゆき嫁がそれを言うならブーメランだろう。お前の旦那は、うちのCHATEAUBRINADってブランドの服を小馬鹿にしてたろ?同じようにデザイナーさんとかうちの相方とかが頑張って作ってんだよ。小馬鹿にされて俺は悲しかったよ》と応酬。その後も、《ひろゆき夫婦はさんざん世の中のいろんな人たちを小馬鹿にして金稼いできたんだろ》と批判したのだった。
そもそも、ひろゆき氏とガーシー氏のバトルには全く関係のない堀江氏。しかし、騒動に便乗するかたちで、ひろゆき氏の妻を批判し始めることに……。相次ぐ冷静さを欠いた行動に、支持者からも苦言を呈する声が上がっている。
《堀江さん。恥ずかしいこと言いなさんな。今時の小学生でも言わんで》
《ひろゆき嫁本人がそれを言ってたならまだしも、旦那ガーは意味不明でしょ。
《最近堀江さんのYouTube見てリスペクトしてた者ですけど、こんな言い合いはやめて欲しい。奥さんの作品だし、夫婦仲良くしてるのの嫉妬ともとれちゃうよ ひろゆきのチェックもちゃんとしてるのは凄いけど、貶すのはやめてほしい、ホリエモンはドーンとしててよ》