映画『沈黙のパレード』(9月16日公開)で『ガリレオ』が9年ぶりに復活! そこで、天才物理学者・湯川学を演じる福山雅治(53)と、警視庁捜査一課の刑事・内海薫を演じる柴咲コウ(41)の2人に話を聞きました♪
ーー湯川と内海のコンビが復活すると聞いたときの率直な感想は?
福山:うれしかったです。湯川学という人が好きだったことはもちろん、物理学を月9ドラマに持ち込むなど、いろいろな発明があった作品なので。
柴咲:今回、ストーリーとしては、内海は42歳になった設定です。シリーズ初期のころは新人だった薫も、刑事として責任ある立場になって、どういうふうに湯川先生と対峙し、事件と向き合っていくのか。そこの部分は、昔を想起しながらやっていく感じでした。
ーー久しぶりに湯川と薫として向き合ったときの心境は?
柴咲:湯川先生との最初の撮影シーンで、福山さんはもう、湯川先生だったんです! 全然ブレてない! って焦りました。
福山:僕は、柴咲さんと久しぶりに演技を交えて感心したのは、柴咲さんって力まないんですよ。無理に何かするってことではなく、“役の心になっていればおのずとそうなる”という領域に達している。達人です。
柴咲:いやいや(笑)。でも確かに、セリフも表情も、無意識に出てくるのが正解だと思っていて、それには気負わずにやるのが、いちばんいいって自分でもわかってきたんです。福山さんは、やはり繊細です。撮られるアングルとか、つながりみたいな部分もとても綿密にチェックされていて、昔と変わらないなあと思いました。
ーー撮影の合間にどんな話で盛り上がりましたか?
柴咲:福山さんも猫を飼われているので、猫の話をしたり、写真を見せ合ったり(笑)。
福山:猫の話はしてましたね。うちは出合いが保護猫だったんですけど、一緒に暮らして5年たちます。
ーー最後に新作の見どころと、福山さんにとって『ガリレオ』とはどんな作品かを聞かせてください。
柴咲:冒頭3分で心をわしづかみにされます! シリーズ史上最多といわれる登場人物の心情を、よくぞ、あの短い尺で描けたものだと。過去と現代の事件が結びついていく、その引きつけ方も絶妙でした。
福山:東野先生の小説を映像ならではの手法で表現できた映画になりました。『ガリレオ』という作品は、たくさんの方に認知され、かつ、自分も大好きな作品です。そういう作品と出合えたことは、俳優として非常に幸せなことだと、年齢を重ねるごとに実感しています。

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