「俺はマネージャーだった頃、“ももえ”って呼んでいたから今日も呼び捨てで話させてもらうよ」
こう話すのは、山口百恵(63)のマネージャーを務めていた長谷川和正氏。百恵が人気絶頂だった’74~75年頃に2年ほど担当した。
すでに“売れっ子”だった百恵さんの知られざるエピソードを、長谷川氏が47年ぶりに振り返ってくれた。(以下、カギカッコは長谷川氏)
「俺と日本全国を一緒に回っていたころ、百恵はまだ中学3年とか高校1年だった。あるとき日本テレビで放送されていた『紅白歌のベストテン』に出演することになって、青森ねぶた祭から中継されたときがあったんだ。
異様に活気づく街中でのロケとなったんだけど、スタッフは“大丈夫ですよ”なんてのん気に言っていた。ところがいざ中継が始まったらものすごい人が押し寄せて、てんやわんや。俺は“百恵、伏せろー”なんて言ってね。あまりにも危なかったからすぐにロケは中止になったよ。
現場は混乱してパトカーまで出動する騒ぎになった。俺と百恵はパトカーで警察まで行くことになったんだよ。そんなときでも百恵は俺に“長谷川さん、大丈夫!? ケガとかしてない?”なんてこっちのことを心配するんだよな。普通こんなことあったら、タレントはマネージャーに怒るものだけど、彼女はまったく違ったね」
数多の営業で全国を共に回っていた百恵さんと長谷川氏。
「高村光太郎の詩集なんかも移動中によく読んでいたな。懐かしいよ。その頃のギャラは、俺の給料が当時5~6万円のところ、彼女は月30万円くらい。それが翌年には月に100万円を超えるようになった。うなぎのぼりだったね。
あるとき富山県に営業で行ったときの合間、観光客向けに川で魚を取らせてもらえる場所に呼ばれたんだよ。そうしたら俺のネクタイがびしょびしょに濡れちゃって。そのネクタイを百恵の楽屋に置いたまま現場に出たら、帰りにネクタイが見つからない。ふと見上げたら、いつのまにかピンと伸ばして干してくれていたんだ。アイロンもきっちりかけられていた。その時は本当に感心しちゃったよ。

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