草彅剛(48)がドラマ『罠の戦争』(フジテレビ系)の演技で「ザテレビジョン」によるドラマアカデミー賞の主演男優賞を受賞したと発表された。
同賞は、2023年1~3月に放送されていた国内の地上波連続ドラマ作品のなかから選ばれたもので、読者、審査員、TV記者の投票によるものだが、草彅は読者票、審査員票、TV記者票すべてで1位を獲得したという。
『罠の戦争』は草彅にとって6年ぶりの民放連ドラ主演作。本誌は11月上旬に、同作の現場に入る草彅を目撃しているが、送迎車から降りて出迎えたスタッフを見つけるとニコニコご機嫌な様子で挨拶をする姿が印象的だった。
「昔から親しいスタッフもいる現場でしたが、久々の民放連ドラ現場とあって草彅さんは『新鮮だな~』と話していました。そもそも本作は、制作を務めるカンテレにとって悲願でした。草彅さんとカンテレの結びつきは強いんです。
『僕の生きる道』(‘03年)をはじめ、カンテレが関わった草彅さんの主演作は多く、SMAPが解散した後、ジャニーズ退所前の最後の主演作『嘘の戦争』(’17年1月期)もそう。その後も制作チームは毎年のように草彅さんサイドに“また一緒にドラマをやりたい”と話をしてきました。それがやっと実現したのが『罠の戦争』だったというわけです」(テレビ局関係者)
俳優としての草彅はいまノリに乗っている。
「草彅さんは、この春、『罠の戦争』の撮影が終わってすぐ、’24年公開予定の映画『碁盤斬り』の撮影に入りました。『孤狼の血』などで知られる白石和彌監督作品で、草彅さんの主演は白石監督からのラブコールを受けてのことだと聞いています。撮影は京都で行われ、すでに撮了しており、草彅さんもかなりの手ごたえを感じているようです」(映画関係者)
このほか、’23年冬放送予定のNHKドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』で主演を務めることも最近発表されたばかり。また、’20年に公開され、草彅が日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得した映画『ミッドナイトスワン』はこの5月からNetflixで配信が始まったが、映画部門の日本のトップ10で2週連続1位を獲得。
「『罠の戦争』が好評だったように、映画界からもドラマ界からの草彅さんの俳優としての評価は非常に高い。民放ドラマから遠ざかっていた時期が長かったですが、今後は出演が増えていくことが期待できるのではないでしょうか」(芸能関係者)
草彅は、カンテレとともに民放連続ドラマの世界で、「僕シリーズ3部作」(『僕の生きる道』、『僕と彼女の生きる道』、『僕の歩く道』)、「戦争シリーズ3部作」(『銭の戦争』『嘘の戦争』『罠の戦争』)と数々の名作を生んできた。「ザテレビジョン」ドラマアカデミー賞の受賞コメントでは次のように今後を語っている。
「またこのチームで何かできたら。できれば新たな3部作とか? 全然決まってないけど、希望を持っていると楽しいじゃないですか」
さらなる草彅主演のさらなる名作ドラマの誕生に期待したい!

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