「ひどすぎるよ…」令和の虎　74歳の女性志願者怒鳴りつけ動画が物議…過去にも東大志望元ホストを“晒し上げ”と波紋

チャンネル登録者数120万人を誇る人気YouTubeチャンネル「令和の虎CHANNEL」。7月15日に公開された動画で見せた、74歳の女性志願者への対応に批判が広がっている。気鋭の実業家（番組内では虎）達に、事業をプレゼンし融資を募るという企画で、今回は「革新的なフロントホックブラを製造販売したい！」と訴える74歳、無職の女性が500万円の融資を求めて登場。アンダーバストのサイズに関わらず着用できるという特許取得済みのブラの魅力を必死に説明する女性だが、終始喋りっぱなしで虎たちの言葉も遮ってしまうなど、魅力をうまく伝えることができない。実業家の岡田真弓氏が実際に服の上から試着して「これは初めてですね」と女性に共感を寄せるも、最終的に「これを販売するのはハードルが高いかな」とコメントし、誰1人として出資しないことが一目瞭然に。実業家の青笹寛史氏は「収録続けますか？」と収録中止を提案し、「柴崎さんは悪気があってここに来てるわけではないと思う」と女性にフォローを入れたものの、女性がそこに被せるように再び話し出すと主宰の岩井良明氏は「喋るのやめて！」「人が喋ってるから被せるなよ。ガキには言うけどこんな年配者に言いたくないわ」と声を荒げた。さらに青笹氏は、そもそも74歳で500万円を60ヵ月で返済という計画にそもそも無理があるとして、「この回、成立してないんじゃないかなという気はしてますね」と気まずそう。しかし、女性はその後も乙武洋匡（48）に促されて噛み合わないながらも懸命に話を続けることに。これを見かねた青笹氏が「本当に回成立してないんでやめませんか」と助け舟を出し、どうせ出資されないのにこれ以上収録を引き伸ばすのも女性の「思いを弄んでいる気がする」と発言。さらに、そもそも収録が成立しないような志願者を企画に参加させていることについて、「面談として機能してないんじゃないか」と運営サイドに苦言を呈した。■志願者についてまさかの事実が発覚すると岩井氏は「言わしてもらうけどよ！」と大声を出すと「本当にすみませんでした」「初めて、（志願者が）足らなかったらしいっす」と、虎たちに土下座。本来は出資されないとわかっている出演者だったと認め、「出しちゃダメです。彼女のためにも」と発言。「すみません、本当に。全面的に運営の責任」だといい、再び女性ではなく虎たちに謝罪した。わざわざ広島から新幹線で来たという女性が涙をぬぐう様子を見せると、「面談でお断りするのがこっち側の優しさですね」と岩井氏は女性を見ずに言い、「もちろん皆さんの時間も無駄にしてしまって」と再び虎たちに詫びた。しかし、これで終わらず、岩井氏は女性志願者に厳しい言葉を向けた。「年齢のせいだけにしたくないんだけど、俺が何回も言っても、乙武さんが注意しても虎の言葉にかぶせて。74歳で70代の人はみんなこうなのかって思われたら、俺もうすぐ70代になるからね、嫌だよ。年齢じゃなくてあなたのせいだよ」「1パーセントだって成功する可能性ないから、諦めな」女性が涙を見せながら「諦めません」と食い下がるも、「だめ、諦めなきゃ」と指摘。「完全に運営側のミスですよ。あなたの目の前でこういうこと言うのはあなたのプライド傷つけるかわかんないけど、俺がもし面談者だったら絶対に出さない、なぜかわかる？ あなたが恥をかくからだ！」と女性を怒鳴りつけていた。女性志願者を出したのは運営の責任と謝罪はしていた岩井氏だが、そもそも成立しない企画に出演させ女性を吊し上げることになったにもかかわらず、女性に謝るどころか怒鳴り続けたこと、その動画を公開したことに対して、動画のコメント欄は批判で埋め尽くされた。《100歩譲ってご本人に借金の怖さを教えようとしたなら理解はできる。ただこれを公開する意味が全く分からない。人の尊厳を著しく傷つけている》《「すみません、運営の責任です」って土下座したのになんでまた詰めるの…人数足りませんでしたってわざわざ言わなくたっていいじゃない。ひどすぎるよ…》《本当に志願者さんの為にと言うのなら、なぜこの動画を公開し、現在も公開したままなのですか？》《最低すぎる、まず志願者に謝れ、100％見込みがないなら出演させた方が悪いのに、申し訳ないと言っているのは口だけにしか聞こえない、もし悪いと思っているのなら、そのあとカメラ回ってる前ですぐに責めたりしないはず》■過去にも「晒し上げ」と批判が令和の虎といえば、派生した「受験生版Tiger Funding」（現・令和の青い虎）でも過去に同様の批判を受けている。昨年10月に投稿された「理III以外はカス」のセリフで有名な、立命館大学大学院を中退した元ホストの男性（31）が東京大学を受験するための出資を求めた回のこと。男性がこれまでの経歴などを詳細に語り始めると、岩井氏が「あんまりダラダラしゃべらなくていいから。受験生版見たことあるの？」と一喝。その後もおぼつかない受け答えが続き、審査員たちを説得するには程遠いプレゼンとなってしまった。男性も、審査員から投げられる厳しい指摘に対し「ここは応募した人を潰すところなんですか？」と発言するなど空回り。最終的に帰ろうとする男性に対し、岩井氏は「早く帰れ、ボケ！」と罵声を浴びせていた。その後岩井氏は控室を訪れると、男性に「お前どういうことなんだ、一体？ 何しに来たんだお前？」などと罵倒し続け、男性も「若者を潰して楽しいか？」「若者をいじめて楽しいか！」と反論し大荒れとなった。この動画については、志願者の男性の受け答えに対しても多くの非難が寄せられた。だが、同時に《潰しにきてるは正解。若者じゃなくてこの子を。撮る側としては美味しいから、こうなることはわかっていて出演させたんだろ。だからこんな動画は見ない》《書類審査なり簡単な面接なりでオーディションはしないの？ とにかく晒し上げるスタイルとはどうかと思うぞ》と、問題のあった志願者を晒し上げるような、企画の構造に対する批判も上がっていた。今後、このような指摘をどのように受け止めていくのだろうか？