「明日は我が身の思いだろう」粗品　フワちゃん騒動への言及で見えた「最後の防波堤」決壊への恐れ

8月12日、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品（31）がYouTubeチャンネルを更新。一週間のニュースを取り上げる人気企画「1人賛否」で、フワちゃんの不適切投稿について言及し話題になっている。フワちゃんは8月4日に、やす子が2日に投稿した《やす子オリンピック 生きてるだけで偉いので皆 優勝でーす》というポストを引用する形で、《おまえは偉くない》《予選敗退でーす》などと投稿。すぐに削除されたが、スクリーンショットが拡散されて批判が殺到した。その後、フワちゃんは再三謝罪を表明したが事態は収まらず、9日にパーソナリティを務めていたラジオ番組『フワちゃんのオールナイトニッポン0』（ニッポン放送）の打ち切りが決定し、11日には活動休止が発表された。「1人賛否」で粗品はこの騒動に言及し、「やす子は絶対に一番立てられるべきや」と前置きした上で、フワちゃんの活動休止について、「いやいや、そういう奴やったやん、フワちゃんって。失礼なキャラやんか。みんなそれ分かってたんちゃうん？」と驚く素振りを見せた。さらに、「『こういうアンチコメント来るんじゃない？』って見せ合うみたいなんは、結構趣味悪いみたいな、みんな言うねんけど。それはでもな、大喜利ごっことして芸人はやるんちゃう？大喜利やもん」と、フワちゃんをフォロー。しかし、フワちゃんの行動に完全に同意はできないようで、「実際に文字書いてこう見せるっていうのは、ちょっとそれは意味わからん。口頭で言ったらええやんとは思う」と私見を述べた。そして、粗品が特に強調したのはフワちゃんがラジオを降板になったことだった。粗品はラジオについて、「不祥事しちゃっても、こんな言い方して適切かわからないけど、帰ってこれる場所じゃないけどさ。謝罪の場というか、誠心誠意、お客様に謝る場。最後の防波堤のようなところ」だと思っていたと、しみじみと語った。フワちゃんのラジオ降板に粗品が大きなショックを受けていた理由を芸能関係者はこう分析する。「粗品さんもフワちゃんと同じく、ニッポン放送のラジオ番組『霜降り明星のオールナイトニッポン』で、相方のせいやさんとともにパーソナリティを務めています。フワちゃんの“即降板”の理由をニッポン放送は、《他者を尊重しない誹謗中傷する行為については決して認めることができない》ためと発表しました。そのため、過激な発言が多く、頻繁にネットニュースに取り上げられている粗品さんも、他人事ではないと感じたのではないでしょうか。以前、ナインティナインの岡村隆史さんが『オールナイトニッポン』で、女性の尊厳を傷つける発言をした際は降板にはならず、後日番組内で謝罪をして“お咎めナシ”でした。粗品さんも21年7月にラジオのなかで、当時静岡・熱海市で発生した土石流被害に触れ『熱海が終わったもんな、雨で』と発言し、当時ニッポン放送の社長が会見で謝罪するなど騒動となりました。その時は厳重注意で番組降板などのペナルティはありませんでしたが、今回のフワちゃんの処遇を見て、今もし自分が何か新たな問題を起こせば“即降板”となり、謝罪の場さえ与えられないのではないかと危機感が募ったのでしょう」粗品の動画を見たファンからは、《粗品さんもフワちゃんのようにならないようにお気をつけて》と、粗品の過激な言動を危惧する声がネット上で多く寄せられている。《最近 非常識的なキャラで売ってる粗品は「明日は我が身」の思いだろう》《粗品氏も「次は自分かもしれない」と思ってるのか思ってないのかわかりませんが、霜降り明星のコンビでANNの枠を持っているだけに、フワちゃん氏が最終回もなしにANNを打ち切られるとは思わなかったのでしょうね》《一人賛否すら過激な発言するの怖くなるよな》