1月29日、元フジテレビアナウンサーの渡邊渚(27)が初のフォトエッセイ『透明を満たす』(講談社)を発売。大手ネット通販サイトのタレント本カテゴリでベストセラー1位にランクインするなど、スタートダッシュを見せている。
「渡邊さんは23年6月に体調を崩し、翌月から体調不良を理由に入院生活を開始しました。当時は病気の詳細を明かしてはいませんでしたが、24年8月にフジを退社し、同年10月にPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを公表。
入院中にも壮絶な闘病記をインスタグラムで発信していましたが、本書では当時の様子がより詳細に描かれているほか、メンタルヘルスへの理解促進活動など、現在の渡邊さんにもスポットが当てられています」(芸能記者)
そんな渡邊は2月1日、東京・六本木の大型書店で発売記念イベントを開催。3日に更新したInstagramでは、《直接本をお渡しし、感想を伺うこともでき、会場はあたたかい言葉や優しさに溢れていました。ご来場の皆様、そしてご尽力いただいたスタッフの皆様、本当にありがとうございました》と来場者への感謝の言葉を綴っており、SNSでも参加者のポジティブな感想が溢れている。
大好評のなか幕を閉じた今回のイベントだが、当日は“厳重警備”が敷かれていたという。ある参加者は言う。
「イベントでは書店の2階フロアを貸し切ってお渡し会が行われ、参加券を持っていない人は階上に上がれないように警備が付いていました。またお渡し会の会場では、名前の確認や顔写真付きの身分証明書の本人確認があり、上着やカバンは事前にスタッフに預けなければならず、金属探知機や複数の男性スタッフによるボディチェックもありました」
こうした体制はかなり“異例”のようだ。
「当日は握手など接触を伴う交流はありませんでしたが、渡邊さんと参加者が隣り合うチェキの撮影があったと聞いていますし、警備が重要であることは間違いありません。ただ、書店での発売イベントで、ここまで厳重な例はあまり聞いたことがないです。
ただ、渡邊さんはPTSDを乗り越えたとはいえ、長期にわたって心身共に苦しんだ経験がありますし、フォトエッセイ発売直後、通販サイトでは誹謗中傷のような書き込みが目立ちました。
そういった経緯もありますし、精神面でも細心の注意を払う必要があったのではないでしょうか。実際、撮影当時の渡邊さんにはマネジャーがおらず、信頼のおける友人が付き添うなど周囲のサポートと入念なケアのもと進められたと聞いています」(アイドル誌ライター)
渡邊はイベントに出席した報道関係者を前に、今年の目標を笑顔でこう明かした。
「楽しそうと思ったことに、トライするのを恐れないでやっていこうかと思います」
渡邊の次なる挑戦が今から楽しみだ。