「いい人だと思われてないか…」フジ新人アナ　中居騒動の陰で露出増も懸念される“過度な期待”

引退した中居正広（52）の女性トラブルに端を発した問題で、窮地に追い込まれているフジテレビ。ほとんどのCMがACジャパンに切り替えられるなか、放送外のところでも“異変”が指摘されている。同局アナウンサーのインスタグラムアカウントが1月10日を最後に更新が止まっており、複数のメディアで取り上げられるなど注目を集めた。「このほかに同じタイミングで、YouTubeチャンネルも更新が止まったままとなっています。同局をめぐっては『週刊文春』が昨年12月26日発売号以降、女性アナウンサーが日常的に“接待要員”として動員されている疑惑をたびたび報じています。同局は1月17日、27日に記者会見を開きましたが、スポンサー企業がCMを取り止める動きが加速。第三者委員会の調査報告が待たれますが、依然として厳しい状況には変わりありません。アナウンサーのインスタグラムでは24時間で投稿が消えるストーリーズは更新されていますが、残り続けるフィード投稿やYouTubeは自粛しているのでしょう。とはいえ、最後のインスタグラム投稿には『頑張って』『応援してます』といったエールが数多く書き込まれています」（スポーツ紙記者）同局アナウンサーの露出が減るいっぽう、存在感を増している人物が。それは、同局で入社2年目を迎える上垣皓太朗アナウンサー（24）。ベテランの風格を思わせる落ち着いた佇まいで人気を博し、先のインスタグラムでも元日の投稿で“新年の挨拶担当”に抜擢されていた。『めざましどようび』のお天気キャスターで知られる上垣アナだが、昨年8月に『街グルメをマジ探索！かまいまち2時間SP』で初のゴールデン帯進出が話題に。同年10月からは初のMCを務めるレギュラー番組『キャラビズジャーナル』が放映開始されるなど、目覚ましい活躍ぶりを見せている。「現在は5本の番組を担当しているほか、2月9日に開催された第75回東京新聞杯の中継でも、パドック実況や勝利騎手のインタビューを担当していたことが競馬ファンを騒然とさせていました。上垣アナは学生時代から競馬に興味を持っていたそうで、競馬実況も目標の1つでした。人気が急上昇するなか、実は昨年12月にアナウンス室の競馬班入りをしていたんです。これ以外にも防災士の資格を活かして阪神淡路大震災の特集に携わるなど活躍の幅を広げており、着実に出世していると言えるでしょう」（テレビ局関係者）同局の港浩一前社長が開いた1回目の記者会見翌日には、『めざましどようび』で受験生に向けたエールが話題を呼び、一時Xでトレンド入りにもなっていた上垣アナ。ネガティヴな雰囲気を和らげてくれる存在として、《癒される》《フジテレビのいいところは上垣アナを見いだしてくれたところ》といった声が相次いでいた。すっかり“いい人”のイメージが定着しているが、本人にとっては“重荷”に感じることもあるようだ。1月30日放送の『街グルメをマジ探索！かまいまち2時間SP』では、悩みを聞かれてこう答えていた。「いい人だと思われてないかなという……。それってでも、いま怖いなあと思って。普通に生身の人間としては、と思うんですが」前出のテレビ局関係者は言う。「上垣アナはメディアのインタビューにも引っ張りだこで、いまや知名度はタレント並み。こうした世間の反響は喜ばしいいっぽう、本人には当初、戸惑いもあったそうです。昨年10に月には、『めざましテレビ』のYouTubeチャンネルにアップされた先輩アナによる“いじり動画”が炎上したことも。上垣アナが堂々としていただけに、先輩アナたちの“内輪ノリ”が目立ってしまいました。SNSやネットでも上垣アナを擁護する声が相次ぎ、最終的には番組公式サイトで謝罪文が発表されるほどでした。彼は優秀なアナウンサーであることには間違いありませんが、まだ入社して間もない新人です。“いい人”のイメージが一人歩きすることに、不安を抱くのも無理はありません。ましてそのことによって、周囲を巻き込んだトラブルが起こることは避けたいでしょう。いまはフジが騒動に揺れるなかで露出が増えていますが、局側から過度な期待がかかっていないかと心配する声も聞こえてきます」のびのびと仕事をする上垣アナの姿は多くの視聴者を喜ばせているが、負荷がかかりすぎないよう願いたい。