俳優・寛一郎(28)の躍進が止まらない。現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で熱演を見せる中、3月4日に2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』への出演が発表された。

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの寛一郎だが、じつは彼には幼少期から親交を深めてきた“国民的アイドル”と“大物脚本家”がいる。

寛一郎といえば父に俳優・佐藤浩市(64)、祖父に故・三國連太郎さん(享年90)を持つ俳優一家のサラブレッド。2017年の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で俳優デビューを飾ると、2018年に公開された『菊とギロチン』で「第92回キネマ旬報ベスト・テン」新人男優賞を受賞するなど、演技面での評価も高い。

2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出演しており、鎌倉殿への野心に燃える公暁役を熱演。着実にステップアップを続ける中での“朝ドラ初出演決定”の報せに、ネット上では

《大河での演技も良いし朝ドラがいまから楽しみ》
《三世俳優のプレッシャーが大きいはずなのに勢いがすごい》
《大河に続いて朝ドラも出演。家族の名に恥じない活躍ぶりだね》

といった声が寄せられている。

ちなみに寛一郎は父・佐藤との共演経験もあり、2023年の映画『せかいのおきく』完成披露試写会では公の場で初となるツーショットを披露。寛一郎が「いまいましいふざけた佐藤家のDNAをですね、100年後も残して欲しいということなので。僕も頑張りたいと思います」と冗談を交えて語り、佐藤が「コラッ」とツッコミを入れる一幕もあった。

そんな寛一郎と深いつながりを持つのが、父親と大河ドラマ『どうする家康』で共演した松本潤(41)だ。松本はもともと佐藤の妻と知り合いで、ホームパーティを通じて佐藤と意気投合。以来20年にわたって親睦を深めており、まだ小学生だった寛一郎を松本が学校まで送りにいったこともあったという。

「以前松本さんが『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で明かしたところによると、寛一郎さんが俳優になってからも2人の交流は続いているようです。寛一郎さんが映画関係者と食事に行くと伝えた際、松本さんから『大丈夫? 俺も行こうか?』と心配されたというエピソードも。“兄弟”といっても過言ではなく、寛一郎さんと共演したら『泣いちゃうかもしんない』と語っていました」(芸能ライター)

もうひとり、寛一郎と関わりが深いのが脚本家の三谷幸喜(63)だ。寛一郎の小学校卒業時の謝恩会で朗読劇を披露することになった佐藤が三谷に脚本を依頼したという。

「朗読劇は三國さんも加わった豪華なものになり、大好評だったそうです。ただ、当時の寛一郎さんは“恥ずかしいからやめてほしい”と思っていたとか。その後、寛一郎さんの大河デビューとなった『鎌倉殿の13人』で脚本を担当したのが三谷さんでした。同作には佐藤さんも出演しており、一緒の画面に映るシーンはありませんでしたが、三谷さんが“親子共演”をアシストした形になります」(前出・芸能ライター)

家族だけでなく、周囲の人々にも恵まれた環境で役者として演技力を磨いてきた寛一郎。朝ドラ初出演となる『ばけばけ』ではどのような演技を見せてくれるのだろうか。

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