「今回の1等・前後賞合わせて5億円が当たるドリームは6月3日から発売最終日の6月6日まで4日間連続で“一粒万倍日”(宝くじ購入によいとされる日)。ぜひ狙ってみてください」
こう笑顔で話すのは、愛知県「万松寺CC(チャンスセンター)」の販売担当・村上幸子さん。
村上さんは販売員になって16年。最初に配属された「アズパークCC」で2014年のドリームで1等と前賞4億5千万円が出たのを筆頭に、2023年にオープンした「名駅前CCユニモール店」では開店セレモニーで着ぐるみに入って宣伝に貢献。すると同年年末に1等と後賞8億5千万円、同時にそのとき販売担当していた「御器所CC」からも1等・前後賞10億円。そして昨年年末には「万松寺CC」から1等・前後賞10億円が出て、販売を担当した売り場から、じつに1等4本総額33億円が出ている奇跡の億招き販売員なのだ。
「2014年のドリーム1等を当てたのは40代のご夫婦。ショッピングモールに買い物に来て、行きがけに売り場の前で私が『今日が最終日ですよ』とお声がけしたところ、買い物帰りに寄ってくれて購入した30枚の中に1等と前賞が入っていたそうです。私の経験では、家電など大きな買い物をした帰りに購入したくじが当たったというお客さんがけっこういらして。大きな買い物でお財布が寂しくなったのを、宝くじの神様が補?してくれるのではと思っています」
と、村上さん。じつは本誌が独自に全国の売り場を調べたところ、5人の億招き“幸子さん”販売員を発見。今回はそんな億を呼んだ5人の売り場を直撃。億当たりの現場を知る彼女たちならではの億招きの秘訣を聞いてみた。
1万円を当てた旦那さんの次に奥さんが1億円を当てた2人目の“幸子さん”は、東京都「池袋西口地下街東武ホープセンター1号店」「同2号店」の販売員を兼務している伊藤幸子さん。
「販売員になってすぐ伊勢神宮にお参りしたんです。五十鈴川で手を水にさらしたら、本当に全身が清められた気がして、いまのパワーの源泉になっている気がします」
彼女が入店してすぐのこと。
「いつもご夫婦で来店して、別々のお財布でジャンボを購入していくお客さんがいて、当せん確認にきたとき、先に旦那さんが調べたら、1万円が当たっていて大喜び。次に奥さんが調べたら1等1億円が当たっていて、旦那さんのシュンとした顔が忘れられません(笑)。夫婦別々の財布で購入すると、運気はそれぞれなのでチャンスが2倍になる気がします」
3人目の“幸子さん”は、2015年に年末1等・前後賞10億円、2016年にはスポーツくじボーナスBIGで1等10億円が出て、全国的に話題になった愛知県「MEGAドン・キホーテ豊橋店CC」の販売員担当・田中幸子さん。販売員歴25年の彼女が最初に配属された「向山アピタCC」で会ったジャンボ1等当せん者の50代の男性いわく、「なぜか、自分で調べずに売り場で調べてもらうと当たる。ジャンボの大当たりもそうだった」とか。
「じつはこの売り場から、今年3月の春一番くじで2等30万円が出たんですが、そのお客さんが『いつもは自分で調べてたんだけど、今回は調べてなかった。売り場で調べてもらうほうがいいのかな』と、もらしていたのが印象的でした」
4人目は、2020年サマー1等・前後賞7億円など大当たりの有名店・愛知県「名鉄観光名駅地下支店」の伊藤幸子さんだ。
「じつは名古屋駅前の再開発で、来年の2月までに、この場所での営業終了が決定。ここでの最後のドリームで1等を出したいです」
販売員歴17年の彼女は何人もの高額当せん者に会ってきたが、
「自宅の台所の窓にヤモリが出たから、これは吉兆と思って買いにきたというお客さんが100万円を当てて大喜び。こうした吉兆を見逃さないでほしいです」
5人目は、2023年にロト7の1等10億円が出た「高槻コノミヤCC」の販売担当・美﨑幸子さん。
「2023年のロト7で10億円が出たときは、たまたま抽せん日の前日に見ると幸運を呼ぶという新幹線のドクターイエローを目撃したんです。ところが残念なことに、今年、ドクターイエローは現役を引退。そうしたら今度は、先日、右端の地平から左端の地平までくっきりとした完全な形の虹を見たんですよ。こんなの珍しいな、なにかいいことがあるかなと思ったら、この売り場からロト7の2等631万円が出たんですよ。完全な虹を見たら、宝くじで運試しするのもいいと思いますよ」
“名は体を表す”の言葉のごとく億招きする5人の“幸子さん”販売員。ぜひ彼女たちにあやかって、目指せ、ドリーム5億円!