《「一番好きな食べ物は?」と聞かれれば必ずこう答える。【古古米を炊いた後に冷やして食べるご飯】》
6月2日、Xでこう綴ったのはミュージシャンのGACKT(51)。
発端は、5月29日に小泉進次郎農水相(44)が備蓄米の試食会を行ったこと。新米(’24年産)、古米(’23年産)、随意契約で安く流通する古古米(’22年産)と古古古米(’21年産)の4種類を同条件で炊飯し、作られたおむすびを食べ比べ、「率直にどれを食べてもおいしい」などと感想を述べた。
小泉氏の試食後、Xでは「古古古米」などが話題になるとともに、《古古古米の試食会にGACKTも呼べよ》《備蓄米はGACKT氏に格付けチェックさせるべき》など、『芸能人格付けチェック』(テレビ朝日系)で過去に数粒の米を食べただけでミシュランシェフのチャーハンを見抜いたことがある“一流芸能人”のGACKTに試食させるべきとの声が続出。
このことを報じたネットニュースに反応し、GACKTは2日にXで、冒頭に《「GACKTを呼べ」と言われるのは光栄な話だが、流石に国民を代表するのは荷が重すぎる。ボクのあくまで個人的なコメに対する考えを伝えたい》と綴り、冒頭のように続けた。
さらに、《本当に美味しい古古米は新米では得られない甘味と食感がある》といい、保存状況や品質などの条件を挙げて《これをクリアーした古米、古古米は腰を抜かすほど美味しい》と、米への深い考察を語った。
ところが、このGACKTの発言を取り上げた記事を引用して、2人の有名人が3日にXで噛み付いたのだ。「大都会」などのヒット曲で知られるロックバンド「クリスタルキング」の元ボーカルの田中昌之(73)と、「大王製紙」前会長で現在はインフルエンサーの井川意高氏(60)だ。
田中は《ほんとにこう言うコメントしたのかな? だとしたら残念な人だ》と綴り、井川氏は《クソバカ》と、それぞれ揶揄したのだった。
「2人とも理由は述べていませんが、最近のほかの投稿などを見ると“備蓄米は家畜の飼料になるもの”との認識があることが伺えます。しかし、GACKTさんは今回の米騒動のはるか昔の6年前から米に対してブレずに一貫して同じ主張をしているんです」(テレビ誌ライター)
それは、’19年2月14日に放送された『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)にまでさかのぼる。
さらに「炊きたてだと、どのコメも美味しくなっちゃう。だけど、古古米でさらに冷やして美味しいってことは、そのコメ自体の品質が良くないと臭くなるんで」と今と変わらぬ認識を披露していた。
本人が《個人的な米に対する考え方》と言っている通り、GACKTは今回の備蓄米とは関係なく筋金入りの古古米好きで、なおかつ米への深い理解とこだわりがあることが判明。やっぱりどこまでもGACKTは“一流芸能人”のようだ。