昨夏から社会問題化している「令和の米騒動」。米が不足し、米の価格は高騰。

一時はスーパーから米が消える事態にもなった。

政府は対策として、備蓄米を放出することに。随意契約による備蓄米の販売が大手スーパーなどで始まり、続いて大手コンビニでもスタート。さらに、備蓄米の一部を加工・酒造業者に放出する可能性も明らかとなっている。

そんななか、“コメ担当大臣”の小泉進次郎農水相(44)がある新聞報道に噛みついた。というのも6月5日、「毎日新聞デジタル」が【備蓄米は“ビンテージ表示”で 小泉農相、生産年の表記「望ましい」】と題した記事を配信。

記事は同日の衆院農林水産委員会の様子を報じており、冒頭で《小泉進次郎農相は5日の衆院農林水産委員会で、放出した政府備蓄米については、何年産かわかるように「ビンテージ表示」されることが望ましいとの考え方を示した》と説明されている。

ところが記事を読み進めていくと、小泉農水相は「ビンテージ表示」という言葉を使っておらず、実際は立憲民主党の緑川貴士議員(40)が放出された備蓄米について、《政府備蓄米、何年産ブレンド》というような年産表示を義務付けるべきだと主張した際、《私も思いは同じだ。政府備蓄米を使っているのであれば、そう表記をしてもらいたい》と話したに過ぎなかった。

そのため、小泉農水相は6月6日、Xで同記事を引用し、たった6文字でこう綴った。

《言ってないし》

ストレートすぎる“ツッコミ”をした小泉農水相に対し、Xでは概ね好意的な反応が広がっている。

《こんなシンプルな一言なのに破壊力すごいな》
《小泉進次郎さんご本人からの、明確かつシンプルな否定わろた》
《拗ねててかわいい》
《突然のギャル泉進次郎爆誕》

これまで“進次郎構文”と呼ばれる、「A=A」のようなトートロジー(同語反復)や抽象的な独自の言い回しで度々話題になってきた小泉農水相だが、“端的”な反論も実は得意なのかもしれない。

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