《先日より極度の不安による体調不良が続いており、医師の診断により当面の間すべての活動を休止し、休養に専念させることといたしました。つきましては、各種SNSの更新も休止いたします》
6月10日、テレビアニメ『ラブライブ!スーパースター!!』(NHK Eテレ)の鬼塚冬毬役で人気を集める声優・坂倉花(21)が、所属事務所の公式サイトで活動休止を発表。
坂倉は、今月5日に自身の写真がデザインされた次世代型クレジットカード「ナッジカード」の提供を開始。ナッジカードとは、利用者が応援したい・推したいアーティストや団体と提携し、利用額の一部が活動支援に還元される仕組みのクレジットカードで、「推し活カード」とも呼ばれている。しかし、このカードの支払い方法がネット上で物議を醸した。
「ナッジカードのカード約款に《ショッピング利用に限定された、リボルビング払い専用のカード》との記載があることが、ネット上で拡散されたのです。これにより、『リボ払い』専用のカードというマイナスのイメージが広がりました。
それに加えて、クレジットカードと連動して自動的に金銭支援をする仕組みや、合計利用額が数十万円から100万円以上でもらえる特典もあり、推し活に励むファンから“搾取”するカードだと批判が殺到してしまったのです」(経済紙記者)
Xでは、特典欲しさに支払い能力を超えてしまうファンが出るのではという懸念の声が多くあがっていた。
《地下アイドルとかがやりそうな、ファンから搾り取るだけ搾り取るってやり方に思える》
《流石にこれは色恋営業に近いものがあるんじゃないか?》
《カードの利用額がタレントの活動資金の一部に当てられるって怪しすぎる》
しかし、実際には誤解があるようで……。
「厳密にはリボ払いと異なります。デフォルトの支払い設定は『都度返済』となっており、期日までに返済を怠った場合のみ利息が発生するのです。また、支払い設定を『月1回おまとめ払い』に変更すれば、口座から自動で引き落とされるため、利息は発生しません。そもそもどちらの支払い設定でも、普通ならポイントで還元される分が“推し”に行くだけなので、“搾取”とは言えないでしょう。
とはいえ、普通のクレジットカードと同じように利用するのであれば、デフォルトの返済方法から設定変更が必要な点や、ナッジカードが学生向けを謳っており、審査が緩めとなっている点などから、『情報弱者を狙っている』という指摘が多いのも事実です」(前出・経済紙記者)
こうした批判が集まったことを受け、今月7日、同サービスは提供開始からわずか2日で新規申し込み受付及びクラブ運営を終了することが発表された。坂倉のファンクラブサイトでは、サービス終了の理由を《一部で本来の意図と異なる形で受け取られる状況が見受けられたことから》だと説明している。
「どうやら坂倉さんはナッジカードのシステムをよく理解できていなかったようで、カードがリリースされた5日に自身の公式Xで《私も色々と知らなかった部分が多くて、詳しい説明なども書かずにお知らせしてしまってすみません》と謝罪しています。
また、Instagramのストーリーズではクレジットカードの発行について、《自分の意思で決まった訳では無い》《何もかもをみんなにいつもお伝えできる訳では無いのが、もどかしかったりもします》と葛藤を明かしていました。
しかし、その後も批判はおさまらず、炎上状態に。今回の《極度の不安》による活動休止との因果関係は明らかにされていませんが、おそらく精神的に辛い状況に追い込まれていたのでしょう」(芸能ライター)
活動休止発表後、Xではファンから坂倉を擁護するコメントや心配の声やが多くあがっている。
《本人が矢面に立たされるのが本当に辛いよね》
《本人が決めたことじゃないのに可哀そう》
《会社は責任持って守ってくれよ》
《ナッジカードは他にもある。この件だけ特別えげつないってわけでもないのに、ババ引いちゃったね》
一度ネットから離れて休養し、また精力的に活動してくれる日を待ちたい。