2025年1月から放送開始したNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』。江戸のメディア王・蔦重(つたじゅう)こと蔦屋重三郎の波瀾万丈な生涯を描いた作品で、初回では遊女の過酷な境遇を表すショッキングなシーンが放送され、話題となった。
渡辺謙(65)や安達祐実(43)など、豪華キャストが脇を固めていることでも注目されている同作。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、ドラマ好きな20~70歳の男女500人を対象に「『べらぼう』でハマリ役だと思う俳優」についてアンケート調査を実施した。
第3位は名バイプレーヤー・安田顕(51)。
ドラマ『ダメマネ! ―ダメなタレント、マネジメントします―』(日本テレビ系)や映画『ザ・ファブル』など多くの作品で名脇役として存在感を放ってきた安田。音楽にも造詣が深く、北海道の音楽番組でナレーションを務めるなどその活躍は多岐にわたる。
そんな安田が演じたのは、本草家や戯作者、発明家など様々な分野で活躍する天才・平賀源内役。飄々とした自由人でありながら、晩年には一転して壮絶な最期を遂げる源内を見事に演じ、胸を打たれた視聴者も多いようだ。源内役では「適当さ」が求められたという安田の演技について、チーフ演出の大原拓氏は「いい加減という部分と、適している、当たっているという両面で話しているんですけど、それをちゃんと立体的に表現してくれました」と絶賛している。
《演技が上手く、何にでもぴたっとはまると思うから》
《何でも演じられる名俳優だから》
《ベスト平賀源内だと思った》
《早口で自信家、でも繊細なところもある平賀源内役がとても魅力的だった》
第2位は主人公・蔦屋重三郎を演じる横浜流星(28)。
大河初出演にして初主演に大抜擢された横浜。『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)で注目を集め、その後も数々のドラマや映画に出演し、映画『正体』では第48回日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞を受賞するなど演技力も確かだ。
『べらぼう』の試写会後の会見では、江戸っ子ならではの「べらんめえ口調」に苦労したと語ったが、視聴者からは《とても自然体》と絶賛の声が。
《イメージがぴったりで違和感がないから》
《主役として存在感があり、演技がうまいから》
《2枚目ながら3枚目役もこなし破天荒さをうまく表現している》
《本当に江戸の兄ちゃんという感じ》
第1位は花魁役で新たな魅力を見せつけた小芝風花(28)。
映画『魔女の宅急便』のキキ役で映画デビューを果たし、NHK連続テレビ小説『あさが来た』にも出演している小芝。バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の人気企画「ゴチになります!」にもレギュラー出演するなど、元気で清純なキャラクターで知られている。
そんな小芝のイメージを一新したのが、『べらぼう』での花の井(瀬川)役だ。「伝説の花魁」を演じるにあたり、ニコチンの入っていない煙草で煙に慣れ、家で高下駄の練習をするなど役作りを徹底。また五代目瀬川を襲名後は、花魁道中の歩き方に変化を加えるなど細かい演じ分けにもこだわったという。妖艶な女性を見事に演じた小芝が1位に輝いた。
《若いながらも、その時代の所作がとってもうまい》
《花魁という難しい役どころを見事に演じきっていたから》
《見事な演技に驚いた、これから色々な役柄に挑戦してほしい》
《シーンによって的確な表情ができ、バリエーションも豊か》