「長らく芸能界から距離を置いていたため、嵐再始動への世間の大反響に喜んでいる半面、少し戸惑っているとも聞いています」(音楽関係者)
来春、ラストコンサートを開催する嵐。本格再始動に向け、やはり今後のカギとなるのが大野智(44)の動向だ。
「とはいえ、ほかの4人のようにドラマや映画への出演は難しく、大野さんがまず“やりたい”と思えるような企画を考えています。具体的に挙がっているのが趣味の釣りを絡めた特番企画。過去には『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で自操する船で見事マグロを釣り上げていますし、『相葉マナブ』(テレビ朝日系)でも相葉雅紀さん(42)と釣りを満喫していました。
そのほかにも日本各地の離島めぐりなどの旅行企画、活動休止中に描きためた絵個展企画などを提案しているといいます」
■手作り感を生かしたシンプルなライブに
活動再開を発表後、大野はやる気に“スイッチ”が入ったそう。
「現在は宮古島と東京の二拠点生活ですが、今秋までに拠点を本格的に東京へ戻すと聞いています。ただ現状、テレビ出演は流動的。それより大野さんは“ファンのためにフンクラブ会報をできるだけ発信しよう”と提案しているそうです」(前出・制作関係者)
本誌で以前報じたように、大野の復帰に率先して動いたメンバーが櫻井翔(43)と相葉だった。
「2人は多忙なスケジュールの合間をぬって、日帰りで何度か宮古島まで行って直接、大野さんを説得したといいます」(芸能プロダクション関係者)
そして復帰を決めた大野を別の角度から鼓舞しているのが二宮和也(42)だという。
「二宮さんは嵐の活動休止中に、メンバーでは唯一、ソロでカバーアルバムを制作しています。そのときに“また5人で歌いたい”という気持ちが再燃したようです。
嵐5人がそろうと受け身な面が出ていた二宮さんですが、最後のライブだは意識が違うようです。“5人で歌える”うれしさからか、打ち合わせで過去の嵐のライブ映像を5人で見直す際、旧ジャニーズ事務所でもトップレベルの歌唱力を持つ大野さんをたてて、モチベーションを上げているといいます」(前出・音楽関係者)
最後のライブはいったい、どういったものになるのだろうか。イベント関係者はこう語る。
「来春のラストコンサートは5大ドームに加え、ファイナルには国立競技場が検討されており、公演数も国内史上最大規模の“50公演”となりそうです。演出については豪華なセットで勝負するよりも、嵐メンバーたちによる“手作り”感を大事にした比較的シンプルなライブになるのでは。見に行けないファンのため、あわせてライブビューイングも設置される予定です」
嵐の活動終了まで1年を切った。「すべては嵐のため」個人活動に邁進する5人がそろい踏みする晴れ舞台が今から楽しみだ。