「令和バージョンにアップデートして、今後は発言、行動等は気を付けていきたいなと思っています。お騒がせしてどうもすみませんでした」

6月22日、深々と一礼してこう語ったのは歌手の田原俊彦(64)だ。

この日、田原は東京・豊洲PITで81枚目のシングル『LIFE IS A CARNIVAL』のリリースパーティを開催。本番前の会見で、15日にゲスト出演した『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)で問題となった女性アナウンサーへの不適切な言動について謝罪した。

田原は同番組に約15年間、毎年出演していると明かし、「スタジオで大騒ぎして、アナウンサーの方とわちゃわちゃやって、俺と太田が怒られるっていうパターンが成立してるんですけど」と釈明。

そして、「先週は僕がちょっと調子に乗りすぎたっていうのもありましてね、ちょっと下ネタも織り交ぜながら、昭和のつまらない親父ギャグみたいな感じで」と状況を説明。続けて、「いきすぎたジョークを連発したり、山本(恵里伽)アナにちょっかいを出したり」したことで、聴取者から「ちょっといきすぎなんじゃないか」というクレームがきたと明かし、反省した様子を見せていた。

「田原さんは番組内で、脚を高く上げるパフォーマンスについて、山本アナが『昨日、こんなに足上げたんですか?』と質問すると、『真ん中の脚はもっと上がるんだけどね』などと“下ネタ発言”を繰り出しました。

また、山本アナが田原さんのプロフィールを紹介していた際、『触らないでください。やめてください、ホントに』と突然言い出したので何事かと思ったのですが、実は田原さんが山本アナの手に触れていたのです。山本アナは『これダメですよ。ホント私、読まないですよ。読まないですからね』と田原さんに注意していました」(ラジオ局関係者)

田原の不適切な発言、行動に対して、TBSラジオは21日に《これら一連の言動は不適切なものであったと判断し、ゲストのマネジメント担当に対して再発防止の申し入れを行い、先方からお詫びの言葉がありました》と報告。さらに、23日にはNHKが24日放送の音楽番組『うたコン』への田原の出演を見合わせると発表した。

各所に影響を与えた今回の“セクハラ”騒動だが、罪の意識を感じているのは田原だけでなかった。

「爆笑問題の太田光さん(60)も22日の『日曜サンデー』で、今回の件について田原さんの不適切な言動を自分が『誘導してしまった』と反省していました。これまでも太田さんは田原さんの『セクハラっぽいこととか、パンツ見せたりとか』の言動、行動を喜んでいたそうです。

田原さんは同番組に約15年間、年に1回ペースで出演していますが、番組内では田原さんが共演者たちの前でズボンを脱いで、パンツを見せようとするのがお決まりのネタになっています。2022年に出演した際には、本番前に『今日地味なパンツだったから見せられないね』とディレクターに確認したことを明かしていました」(前出・ラジオ局関係者)

さらに、5年前の2020年8月にも同番組で田原の下ネタが炸裂していたことがあった。このとき、爆笑問題の冠番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)から『日曜サンデー』へとハシゴで生出演した田原。ラジオの冒頭で、太田が「『サンジャポ』では妙におとなしかった」とイジると、田原はここぞとばかりにブーストをかけた。

「番組のスタッフが田原さんのチャックが全開だったことを指摘していたと太田さんが明かしたところ、田原さんは『気持ちいいんだもん』と開き直り。思わず田中裕二さん(60)は『やめなさいよ!』とつっこんでいました。

また、田原さんの次女と同級生だという進行の良原安美アナウンサー(29)が『サンジャポ』のロケで田原さんと会ったときに、『“乳首!”みたいなことを言ってきたので反応に困って……』と暴露。ご本人は『そんなこと言った?』と聞き返していましたが、どうやら田原さんの“不適切発言”は日常茶飯事だったようです」(前出・ラジオ局関係者)

昭和きってのアイドルも、宣言通り令和の時代に合わせてアップデートできるか。

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