《弊社所属タレントに関するお知らせ》と題された悲しい発表から、わずか5日後のこと。今回の発表は、さらに悲しいものとなった。

《TOKIO解散に関するお知らせ》

25日夕方、またもや株式会社TOKIOの公式サイトが更新され、上記タイトルの発表がなされた。

《城島茂、松岡昌宏、国分太一をメンバーとするグループ『TOKIO』は、本日をもって解散することにいたしました。》

《この度の国分太一によるコンプライアンスに違反する行動により、ご関係の皆様には多大なるご迷惑やご心配をおかけする事態となり、大変重く受け止めております。》

《このたびメンバーでお互いの意思を確認し合い、このような状態になった以上、グループ「TOKIO」として活動して皆様から再び信頼をいただき、応援いただくことは難しいと判断したため、ここでグループとしての活動に区切りをつけることといたしました。》

TOKIOにとってこのような事態は初めてのことではなかった。

「自身のやりたいことを追求するために自らの意思でグループを脱退した長瀬智也さんは別として、未成年女性に対する強制わいせつ容疑で書類送検(のちに不起訴処分)が発覚して脱退となった山口達也さんという悪しき“前例”があります。当時は残るメンバーによる会見が話題になりました」(スポーツ紙記者)

当時、山口に対し特に厳しい言葉を放ったのが松岡だ。

「TOKIOに帰る場所がある。もし、そういう気持ちが彼の中にあり甘えの根源がTOKIOだったとしたら……そんなTOKIOは1日も早くなくしたほうがいいと個人的には思います」(’18年の会見での松岡)

“甘え”のあるメンバーが山口以外にも現れてしまった。20日、重大コンプライアンス違反により、無期限の活動休止を発表した国分太一(50)だ。

「TOKIOの解散により、国分さんの活動休止は終わることのないまま、芸能界引退はほぼ確定になるのではないでしょうか。それこそ“帰る場所はない”んです。

講演活動を続けている山口さんのような別の道も考えられますが……」(芸能関係者)

グループ自体の解散で最も気になるのは、あの番組のこと。

「日本テレビで30年放送されてきた『ザ!鉄腕!DASH!!』です。特に、被災地である福島県の復興支援については今後どうなるのか……」(前出・芸能関係者、以下同)

TOKIOと『鉄腕DASH』は、メイン企画である“DASH村”が福島県にあることから、震災以降、番組で取り上げるだけでなく、米作りの田んぼの運営や、さまざまなアウトドアが楽しめる施設『TOKIO-BA』の設立など、福島への貢献度は大きかった。

「福島県庁には“TOKIO課”があるほど。しかし、その部署も今回の件で廃止となるでしょうし、『TOKIO-BA』はすでに国分さんと同じく無期限の休園となっています」

このままTOKIOだけでなく、『鉄腕DASH』という番組もなくなってしまうのか……。番組制作関係者はその点について次のように話す。

「国分さんをスッパリ“切る”のであれば、『鉄腕DASH』は続けていい、というより続けるべきだと思います。あの番組は単なるバラエティ番組ではないです。震災以降、一時的なボランティアではない関わり方をしてきました。ファンでなくとも、TOKIOに特別な感情を持っている福島県民がたくさんいます。TOKIOとともに『鉄腕DASH』まで消えてしまうのは損失が大きすぎる」

日本テレビはスポーツ紙などの問い合わせに対し、『鉄腕DASH』は継続し、城島と松岡にも引き続き出演をお願いすると説明している。消えるのは国分だけのようだ。

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