6月25日に電撃解散を発表したTOKIO。激震走る騒動の矢面に立ったのは、元メンバー・松岡昌宏(48)だった。
28日の主演舞台『家政夫のミタゾノ THE STAGE レ・ミゼラ風呂』の愛知公演初日に先立って、27日に東海市芸術劇場に姿を現し、報道陣の取材に約20分間応じたのだ。
「この度は国分太一のことで、皆さまにご迷惑をおかけしております。お騒がせしております。大変申し訳ございません」
冒頭で声を張り上げ、キャップを脱ぎながらこう謝罪した松岡。グループの解散と株式会社TOKIOの廃業について言及すると、「スポンサーの方々や福島の皆さん、いつもTOKIOを応援してくださっているファンの皆さま、番組の関係者の方々、全ての方々に申し訳ないと思っております」と改めて詫びた。
グループの解散を決断した経緯については、「日本テレビさんの福田社長の会見を見て、“城島と自分・松岡がこれ以上、TOKIOを名乗るわけにはいかないな”という判断に至り解散です」と説明。「いつかは、未来永劫はないと思ってましたが、このタイミングなのは少し意外でした」としつつも、「“またTOKIOか”っていうのが恐らく一般の皆さまのリアクションなのかな。もうそこは“さすがに限界だな”と感じて話し合って解散しました」と世間への配慮を滲ませた。
国分太一(50)をめぐっては、過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったとして、20日に『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)を降板。同日に日テレの福田博之社長(63)が記者会見を開いたが、事案の詳細が明かされることはなかった。
しかし複数メディアでは、国分のハラスメント疑惑が相次いで報じられることに。本誌も日本テレビの番組制作に携わる関係者から、「『鉄腕DASH』の制作スタッフに対して卑猥な動画をLINEで送りつけたり、卑猥な画像を送ってくるように要求もしていたようです」との証言を得ている。
いっぽう、松岡は国分の“コンプライアンス違反”については把握していなかったようだ。「皆さんと同じ意見でして、何があったんだっていう。何のコンプライアンス違反ですか」とし、「城島も自分もうちのスタッフも誰も知りません」と説明した。
また、“国分と話していますか?”との質問には、「はい、話してます」と即答。「猛省に猛省を重ねて、たぶん奈落の底にいる状態なんで」と国分の様子を明かしつつ、「おそらくなんですが、国分がいま一番こういうかたちで話したいと思うんですね。彼は責任感が強い男ですから」と“代弁”した。
また、“TOKIO内でのいじめ疑惑”についても、「TOKIO内でいじめは全くございません」と断言。複数メディアで報じられているハラスメント疑惑について“気づいていたか?”との質問には、「自分と城島が見る限り、キレるということはなかったです」と説明。その上で、「ただ、段取りで、“もっとこうしようぜ”ってポジティブに熱くなることは(あった)。やっぱり彼は熱い男なので、多々ありました」と語り、「(そうした態度は)今はとてもないですし、彼がキレてどうのこうのっていうのは絶対ないです」と強調したのだった。
株式会社TOKIOの広報担当として、国分のピンチに際して堂々と説明を尽くした松岡。国分について「お叱りを受けるかもしれませんが、縁があるので、縁はおそらく切れないと思います」「縁が切れてしまったら、ぶっとばせないでしょ(笑)」と語るなど、随所に強い絆もアピールしていた。
松岡の報道陣対応を取り上げたニュースサイトのコメント欄では、松岡の漢気あふれる対応に《松岡さんは本当に立派だと思います》《漢気溢れる男ですね》と賛辞が続々。
だがそのいっぽうで、改めて国分に記者会見を求める声も高まっているのだ。
《松岡さんの性格も漢気も素晴らしいと思うのに、やっぱり本人が同義を通さないことが納得いかない…》
《国分が一人でしっかりと説明して謝罪行脚すれば良いのに》
《何をやったのか明らかにしてほしい。TOKIOを解散に追い込んでも国分は何も言えないのかな?いつまで隠れている?正々堂々と、真実を話、メンバーに謝罪すべきです》(原文ママ)
ある芸能関係者は「国分さんが雲隠れを続ける限り、状況を変えることは難しいのでは」と言い、こう続ける。
「松岡さんは報道陣の前で、国分さんについて『いま彼がここにいたところで、何も言えることがないので』とも話していました。騒動が拡大するなか、可能な限り現在の状況や率直な心境を語ってくれたことには脱帽するしかありません。松岡さんの株が一段と上がったかたちですが、同時に国分さんが“メンバーを盾にした”という印象を持った人も少なくなかったようです。
国分さんの不祥事がなければ、TOKIOの解散はこのタイミングではなかったはず。複数メディアで取り沙汰されているハラスメント疑惑が事実ではなかったとしても、まずは自分の言葉で騒動について謝罪するべきだと思います。このままだと、イメージダウンが止まらぬまま、中居正広さんのように芸能界引退するという“最悪の結末“もありえるでしょう」
カメラの前で松岡が紡ぐ言葉を、国分はどのような気持ちで聞いていただろうか。