「この映画は当初、2月14日に公開予定でしたが、昨年末、主演・吉沢さんが泥酔して起こした住居侵入事件により約5カ月間延期され、7月4日に公開されます。撮影はちょうど1年前の夏でしたが、とあるハプニングがありましたね」(映画関係者)
吉沢亮(31)主演映画の『国宝』が絶好調だ。
「人気コミックの実写化で、吉沢さん扮する“銭湯で働く450歳のバンパイア”が究極と評する“18歳童貞の血”を味わいたいがため、銭湯のひとり息子の初恋を阻止すべく動くラブコメディーです」(前出・映画関係者)
6月30日、吉沢はロケ地となった都内の銭湯でおこなわれたトークイベントに登場。銭湯のひとり息子役で大河ドラマ『青天を衝け』でも共演した板垣李光人(23)とともに撮影現場でのエピソードを明かした。
「前回(大河ドラマ)はあまりお話する機会がなかったのですが、今回はずっと一緒でした。僕も板垣くんも省エネタイプで、お芝居中はバーッてやりますが、終わると静か。そのあたりが似ているなと思いました」
プライベートでは静かだという吉沢だが、熱くなるのがゲーム。板垣とも一緒にオンラインゲームをするという。イベントで板垣が「ゲーム中、吉沢さんは普段より、良くしゃべります」と話すと吉沢は「普段の3倍はテンションが高いです」と笑っていたが……。
前出の映画関係者が続ける。
「吉沢さんは本当に売れっ子で、今作に続き、映画『キングダム』の撮影も控えていました。過密なスケジュールに加え、さらに炎天下の撮影が続き、吉沢さんはかなりストレスがたまっていたようです。
都内の神社周辺でおこなわれたロケのとき、トイレにゴキブリが発生したんです。その“第一発見者”が吉沢さんでした。駆除して撮影を続けましたが、周囲が心配するぐらい、驚いていたと聞きました」
実は吉沢は大の虫嫌い。昨年7月におこなわれたイベントで、思い出に残っている“夏のトラウマ”エピソードを聞かれ、苦笑いしながらこう答えていた。
「夏って暑いから、基本外に出ないんですよね。虫が嫌いなのに、虫がすごい寄ってくる。小さいときにお兄ちゃんたちとバッタを捕まえに行ったことがありまして。その時は(虫に)触れたんですけど、そのとき捕まえた一番でっかいバッタが顔にビタってくっついて、大号泣してしまった。そこからトラウマになっちゃって……。人生で4回バッタに泣かされています」
前出の映画関係者が言う。
「その数日後、茨城県内でおこなわれた廃校の学校を利用したロケがありました。その廃校が森の中にあったせいで虫だらけだったんです。
それでも本番はそんなハプニングをまったく感じさせない演技で、酷暑のなか激しい動きも頑張っていて、スタッフも感謝していました」
“天敵”の虫たちをも引き寄せるのは“国宝”オーラのせいなのか――。