社会人2年目となられ、お出ましの機会が増えた愛子さま。礼節を持って場面や状況に合ったメークを試されているようだ。
3月には、国賓として来日したブラジルのルーラ大統領夫妻らを招き、愛子さまにとっては初めての晩餐会となる宮中晩餐会に出席された。また、5月には大阪・関西万博を視察されたり、2日間の日程で石川県を訪問して能登半島地震の被災地を視察されたりと、ご公務に励まれた。また、6月にはご一家で沖縄県を訪問され、戦没者を慰霊。3人で沖縄の伝統染織物「かりゆし」をお召しになったのも記憶に新しい。
場面ごとにファッションやメークも合わせているようだが、日によってしっかりカバーの“オンメーク”と、自然な“オフメーク”があることがわかる。そこで、それぞれのメークのポイントや効果を人気ヘアメークの川村友子さんに伺った。
「まず“オンメーク”は、均一で滑らかな肌色になる、カバー力のある下地を施しているように見えます。色ムラのない肌は、瑞々しく、品格のある雰囲気に。また、リップの質感によって、もともとボリュームのある唇に華やかさがプラスされています。
一方、“オフメーク”は、透明感があり素肌のように仕上げる“薄膜ベース”。少しふわっとした肌になっています。薄く血色をまとわせているので、よりナチュラルに見え、本来の骨格を感じさせて優しい印象です」
では、愛子さまは“オン”と“オフ”をどのような場面で使い分けられているのだろうか。
「“オンメーク”を施されているのは式典や屋外が多く、どの角度からも隙や甘さのない顔立ちとなっています。日差しやUVの関係もありそうですが、沖縄での慰霊や“かりゆし”をお召しの際などはベースメークが丁寧に仕込まれた品のあるメークを合わせられていますね。
“オフ”の際は、何か召し上がったり、飲まれたり、飲食の場面が多いように思います。ほんのり発色する、ナチュラルで透明感のあるメークは誰からも好感度が高いです。皇居の茶会や大阪・関西万博などで見られました」
愛子さまの場面に応じたお心遣いは、メークにもあらわれているーー。