元SMAPの中居正広氏(52)が表舞台から退いて半年。だが、いまだ中居氏側とフジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会(以下、同委員会)との小競り合いは続いている。

「14日、中居さんの代理人弁護士が同委員会の調査報告書を巡る同委員会の対応に“5回目”のクレームを入れています。この言い争いは泥沼化の様相を呈してきています」(スポーツ紙記者)

発端は、’23年6月2日に中居氏と元フジテレビの女性アナウンサーAさんとの間に起きたトラブル。3月31日、同委員会がそのトラブルにまつわる調査報告書を公表したのだが、

「同委員会が関係者への聞き取りをした結果、WHO(世界保健機関)の定義に基づいた上で、中居氏による《業務の延長線上における性暴力》があったと結論付けました。1月にすでに芸能界を引退していた中居氏さんは当初、この結果に無言を貫いていましたが、のちに『“性暴力”という表現に極めて大きな問題がある』と反撃に転じています。その後の中居氏側のクレームは“揚げ足取り”のようなものもありますね……」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

そんななか、“渦中の人物”に動きがあった。前出の調査報告書にも登場する、中居氏と蜜月な関係にあったとされる元編成幹部の男性B氏だ。

「B氏は中居氏とAさんとのトラブルに直接的な関与は認められなかったものの、入院中のAさんの元に中居氏からの「見舞金」を届けるなどしたことが“女性への二次加害となり得る不適切な行為”と認定されました。6月にはAさんへの非違行為と過去の女性社員へのハラスメント行為で、“4段階の降格”と“1カ月の懲戒休職”の処分を受けています」

7月、フジテレビでは人事異動が行われ、B氏は“人事局付主任”から“コーポレート本部人事局付”に役職がマイナーチェンジしたのだが、

「B氏は会社に自らゴリ押しして、ニューヨークにある子会社への出向が決まったと聞いていますよ」(フジテレビ関係者)

18日、女性セブンプラスが報じた「B氏のニューヨーク出向」は自分で希望を出したというのだ。

「過去にも不祥事を起こした社員をほとぼりが冷めるまで海外に行かせる前例はあったようなので、B氏もそういった思惑があるのではないでしょうか」(前出・フジテレビ関係者)

とはいえ、社内的にも対外的にも“やっぱりフジテレビは変わっていない”と再びイメージダウンになりかねない行為。そんなリスクを冒してまでも、なぜB氏をニューヨークに出向させようとしているのか……。

「B氏の暴露を恐れているんでしょうね。中居氏のトラブルをまたひっくり返されたら、フジテレビがこの数カ月でコツコツと積み上げてきた信頼が崩れ落ちてしまう。

B氏の言いなり状態になっているのでは」

中居氏にまつわるトラブルに終わりは見えない――。

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