7月20日、第27回参議院議員通常選挙の投開票がおこなわれた。今回の参院選では過去最多の42人の女性が当選。
奇しくも、今年は日本で1945年に女性参政権が認められて80年。長く男性社会と言われてきた政治の世界だが、この度の参院選の結果を受けて、今後の女性の政治参画に大きな期待を抱いた人も多いのではないだろうか。
そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、20~60代の男女500人を対象に「参院選で当選した女性議員の中で、期待できる議員」についてアンケート調査を実施した。
第3位は、日本オリンピック委員会の会長を務める橋本聖子氏(60)。
自民党の議員である橋本氏は、スピードスケート・自転車競技でオリンピック出場経験があり、1992年のアルベールビル大会では銅メダルを獲得した元アスリートだ。議員としては、1995年に初当選を果たし、当選回数は今回で6回目となる。
「東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣」や「外務副大臣」、「女性活躍担当大臣」など、アスリートとしてだけでなく政治家としても華々しい経歴を持つ橋本氏。議員としてのキャリア・経験に信頼を寄せる声が多く見られた。
《スポーツ精神があるので誠実そう》
《元スポーツ選手だけあって言う事がハッキリしている。根性がありそう》
《キャリアが長いから》
《経験が豊富》
第2位は、初当選を果たした参政党のさや氏(43)。
今回の参院選で東京選挙区から出馬し、2位当選を果たしたさや氏。
経済評論家・三橋貴明氏(55)のYouTubeチャンネル「三橋TV」など、以前から保守系のメディアに出演していたことでさや氏の名前を知っているという有権者も多かったようだ。43歳という若さで出馬したさや氏に対し、政治に新しい風を吹かせてくれることを望む声が目立った。
《新人ではあるがネットでの配信では信頼できる発言をしているから》
《若さで立ち向かっていってくれそうです》
《元アナウンサーで政治に明るいと思うので》
《日本人ファーストをやってくれそう》
そして栄えある第1位は、立憲民主党の蓮舫氏(57)。
2024年に東京都知事選に立候補するため、参議院議員を退職したが落選となった蓮舫氏。一時は国政復帰を否定したものの、今回の参院選では立憲民主党の比例代表として党内トップ当選を果たした。
蓮舫氏といえば2009年に民主党政権で実施された、「事業仕分け」の印象が強い人も多いのではないだろうか。これまでの国家予算の無駄を省き、見直しをおこなうという施策において、蓮舫氏は国会で舌鋒鋭く切り込んでいた。長年のキャリアや経験に加え、与党に対し、忖度なく追及できる胆力を評価する声が多くあがった。
《経験があるので、いったん議員としての活動を休止したことで何か見えてきたこともあると思う》
《周りに忖度しない姿勢と信念を感じるから》
《ずばずば意見を言ってくれるので》
《長年議員を務めてきており、常に強めの主張を展開される方なので》