8月1日、臨時国会が召集され、7月の参院選で初当選を果たした新人議員たちが初登院した。今回の新人議員は62人で、参議院では初となる平成生まれの議員が4人誕生。
安野氏といえば、昨年7月投開票の東京都知事選に出馬し、30代の立候補者としては史上最多となる約15万票を獲得し、強烈なインパクトを残した。
新党「チームみらい」は都知事選の際に安野氏を支援するために集まったメンバーを中心に今年5月に設立。今回の参院選比例代表では約150万票を獲得し、安野氏が1議席を得た。
選挙戦の際はポロシャツやTシャツ姿のことが多かった安野氏だが、初登院のこの日は新調したばかりだという紺色のスーツに身を包んで登場。同日、チームみらいの公式Xで、国会議事堂の前で撮影された安野氏の写真が投稿されると、リプライ欄にはジャケットとワイシャツの袖丈が長いことへの指摘が殺到している。
《大学の入学式みたい笑 フレッシュで良き》
《安野さん、高級スーツとか自分のためにお金使うことに、あまり興味なさそう笑》
《スーツの新入生感www》
多くは好意的な意見だが、いっぽうでスーツはTPOに合わせたものを着用するべきだというこんな声も。
《ちょっと着こなしがもったいないと思います…さすがにその歳ではダメかなと》
《だらし内閣と揶揄されたように、政治の本質と別とはいえやはり見た目大事ですから…》
《イメージ戦略としては皆さんおっしゃる様に頭髪の乱れ、スーツの着丈など改良の余地がありそうです。気にしないのが理系あるあるだと思いますが、損をしない様にして欲しいです》
「スーツの袖丈は腕を自然に下ろしたときに、親指の先端から11~12cmの位置に袖口がくるような長さが望ましいとされています。ワイシャツはジャケットの袖口から1~1.5cm程度見えるように調整するのが理想的です。
それを踏まえると、安野氏のスーツの袖丈は手の甲を覆うほどの長さで、ややだらしない印象になってしまっているため、ツッコミが相次いだのでしょう。リプライ欄に寄せられたこれらの指摘の多くは、安野氏とチームみらいの支持者たちによるものだと思われます。
安野氏は昨年の都知事選の際にも、ポニーテールやラフな格好で演説やビラ配りをおこなっていたことで、《清潔感がない》《高齢者や女性受けが悪い》などと、身だしなみに関する指摘がSNSに集中してしまいました。
支持者たちは安野氏がせっかく立派な政策やビジョンを掲げていても、それとは関係ないところで、評価を落としてしまうのはもったいないと考えているのでしょう」(政治ライター)
初登院の日、集まった記者団に対し、「良くも悪くも永田町のしがらみを知らない。良いものは吸収、継承し、時代に合わせて変えるべきは変えていく。しがらみなく行っていける立場だ」と抱負を語った安野氏。スーツの着こなしに関しては、昔からの伝統を継承してほしいと支持者たちも望んでいるようだ。