《この世界にこの私の目の前に、新しい家族が訪れましたことをご報告します。みんなに聞こえるように生命のお印を耳が強く記憶しています》

8月4日、インスタグラムでこう綴ったのは、モデルでタレントの滝沢カレン(33)。

第一子を出産したことを報告するとともに、第一子と思われる小さな子どもの足裏の写真も添えていた。滝沢は’22年7月に一般男性と結婚したことを発表し、今年2月に第一子妊娠を報告していた。

滝沢といえば“カレン節”とも呼ばれる独特なワードセンスが以前から度々話題を呼んでいたが、今回の出産報告も彼女らしいフレーズに満ち溢れた投稿となっていた。“生命のお印”という印象的なフレーズの冒頭に続いて、こう綴っている。

《ようやく思いを声に乗せられたあの瞬間はわたしにとっても限りない宝の音色になりました。
約10ヶ月間暗い場所に、長い間、同じ体勢で、誰に相談するわけでもなく一人で黙々と成長していてくれたんだと思うと、尊さと神秘を感じました。
記憶はなくとも自分にも33年前こんな数ヶ月間があっただなんて、つくづく不思議です。
小さな部屋でうずくまっていた分、もう好きなだけ身体を動かし声を張り上げてほしいです。
本当に色々な方に協力していただき、ありがとうございました。
これからは、身動きが取れるこの制限なき世界でたくさんの景色を見て目線お揃いに一緒に成長していきたいです
お仕事はまだお休みさせていただいていますが、またお仕事再開させていただきましたらご報告させていただきます》

今回の出産報告投稿を読んだある芸能ライターは、「シンプルだけど独特な言い回しは、まさに“カレン節”という感じ」という。

「滝沢さんは以前からオリジナリティあふれる言語センスを持つことで知られています。’18年に『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した際、MCの黒柳徹子さん(91)から『(滝沢カレンが自称・得意としている)四字熟語か俳句で番組の感想を』と聞かれ、『最高最高』と答え、’20年に洗濯用洗剤のCMに出演した際のインタビューでは『ゴールに着いたのに、またスタートに戻してもらえるのが洗濯』と答えるなど、“珍回答”が毎度話題になっていました。

また、‘22年にインスタグラムで結婚報告した際の、《記憶をほとんどその日に置いてくる私ですが、出会ったときの季節、景色を今でも思い出せます。それは私の見ている景色をいつもより色とりどりにしてくれる人でした》というお相手の紹介は、“名文”として語り継がれています。

独特ではありますが、難しい言葉は使わず、自分が思ったままに表現する“詩的な表現”になるからこそ、多くの人を惹きつける魅力があるのでしょう」(前出・芸能ライター)

SNSでは祝福の声とともに、“カレン節”に感動する声が挙がっている。

《素敵な表現と言葉選び。》
《何回か読んでもちょっと理解できない部分があり、それがクスッとくるので何回読んでも飽きない。それでもしっかり喜びの感情が伝わる、表現力豊かでステキな文章 彼女にしか書けない》
《やっぱり、この方の文章の表現力は、頭一つ抜きん出ていると思う 抽象的でありつつ、しっかりと芯を捉えて、感じさせるものがある》
《産んだ瞬間の感動を思い出させてくれました。あの感覚はこんなふうに表現できたのね》

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