現在、全ての芸能活動を休止し、心身の回復に努めている広末涼子(45)。そのきっかけは、今年4月7日夜に新東名高速道路で起こした追突事故だった。

「事故当時、広末さんは出演する映画の撮影で滞在していた奈良から帰京する途中でした。浜松サービスエリアで同乗の男性と運転を交代後、広末さんが運転する乗用車が粟ケ岳トンネル内で大型トレーラーに追突。

広末さんは県内の病院に搬送されましたが、看護師を蹴るなどして傷害の疑いで逮捕されました。アルコール検査や薬物検査も問題ありませんでしたが、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで家宅捜索も行われるなど、物々しい事故の行方は世間を騒然とさせました」(スポーツ紙記者)

広末が芸能活動休止を発表したのは、勾留されていた警察署から処分保留で釈放されてから2週間あまりが経過した5月2日だった。所属事務所の声明によれば、広末は4月16日の勾留解除後に都内の医療機関に入院。双極性感情障害および甲状腺機能亢進症と診断され、当面の間、心身の回復に専念することが発表された。

表舞台から姿を消すこととなった広末だが、7月28日に本人立ち会いのもとで実施された実況見分で、僅かな時間ながらも報道陣に見せた近影が話題を呼んだばかり。女優然とした広末の美貌に、SNSでも“美しすぎる”と絶賛の声が相次いでいた。

いっぽう事故当時の状況は日を追うごとに明らかになり、8月5日に報じられた“新たな事実”に衝撃が広がっている。最初に報じた共同通信によれば、広末が運転していた乗用車は、追突事故を起こす前に時速165キロ以上のスピードで走行していたという。

「現場では最高速度が120キロと定められており、広末さんが制限速度を大幅に超えて走行していた疑いがあることから、静岡県警は事故との関連を調べているといいます。

また事故直後には、現場にブレーキ痕がなかったこと、広末さんが運転する車にはドライブレコーダーが付いていなかったことも報じられていました。

さらにトレーラーに追突する前と後には、トンネル内の壁に計4回衝突していたといいます。

追突の衝撃で車は前方のボンネットが大きくひしゃげ、フロントガラスが粉々になるなど大きく破損。同乗していた男性は骨折し、運転していた広末さんは軽傷でした。トレーラーの運転手にもケガはなかったそうですが、165キロ以上のスピードで衝突していたとしたら死者が出てもおかしくなかった事故でしょう」(前出・スポーツ紙記者)

昨年末に公開されたYouTubeチャンネル「short hope」で、長男の子育てと女優業の両立に悩んでいた時期を回想して「運転しててこのままドーンっていったら、ちょっと病院で寝れるかな」との考えがよぎったことを明かしていた広末。

事故直前にはサービスエリアで「広末でーす!」と見知らぬ人に声をかけたり、事故後の現場では立ったり、座ったりするなど情緒不安定さを窺わせる言動も報告されていた。

社会的にも大きな関心が集まった事故だが、新たに報じられた“スピード165キロ以上”は多くの人にとって想定外だったようだ。広末や同乗者の男性、追突された被害者の全員が無事だったことに改めて安堵したという人もおり、ネットでは胸を撫で下ろす声が上がっている。

《本人も含めて、死者が出なくてよかった》
《同乗していた方(マネージャー?)も、命拾いしましたね。ホントに、大きなケガをされた方がいないのは奇跡ですよ》
《死ななくて良かったです。ゆっくり再起して欲しいです》
《生きててよかった。生きていればやり直せる》

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