8月6日、長渕剛(68)の個人事務所がイベント会社に破産申立をしていることが一部報道で明らかになった。全国紙記者は言う。

「長渕さんが代表を務めるオフィスレンが、全国ツアーなどのイベント運営を委託していたダイヤモンドグループを相手取り、東京地裁に破産を申し立てたことが東京商工リサーチの取材で判明したのです。契約に基づくツアー分配金やファンクラブ会費など、約2億6千万円が未払いになっているといいます。

長渕さん側の代理人は東京商工リサーチに対して“イベント会社は、ツアー代金の大半とファンクラブの売上を自らのものとして支払わず、横領に及んだものと考えており、断固たる法的措置を講じていく”姿勢を明らかに。長渕さん自らも『絶対に許してはならないイベンター』とコメントしています。いっぽう、東京商工リサーチがイベント会社の代表に長渕さん側の対応について聞いたところ、期日までに回答がなかったと報じられています」

ダイヤモンドグループは2010年に設立され、ライブやフェスなどの企画やチケット販売、芸能人のブログ・ファンクラブの運営などを手がけている会社だ。長渕とは23年5月に契約を結び、24年6月から2025年10月に開催されるツアーイベントの企画運営やグッズ製作、プロモーションなどをおこなっているという。これまでも長渕側はイベント会社に強制執行の手続きを行ってきたが支払われず、このような最終手段になったようだ。

今回の報道に対し、長渕を知る元大手レコード会社出身の現役音楽プロデューサーはこう語る。

「本音を言わせてもらうと、大物アーティストである長渕さんは今も変わらず“こだわり”が強いため、現場への要望が多く、“圧”を感じてしまう若手スタッフも少なからずいるそうです。そのため、いわゆる大手のイベンターは長渕さんとの仕事を近年は積極的に引き受けないようになっていると聞いています。その結果、長渕さんも今まで付き合いがほとんどなかったと思われる今回のイベント会社に、確固たる信頼関係を築く前に、委託することになったのではないでしょうか」

長渕側は刑事告訴も視野に入れているとされるが、イベント会社側は今回の件について現段階ではまだコメントを出していない。果たして騒動の行方は――。

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