女優・深津絵里(52)が、8年ぶりに映画出演を果たす。
9月公開の映画『THEオリバーな犬、(Gosh)このヤロウMOVIE』に、深津が出演することが同作の公式Xで8月7日に発表され、ファンの間で大きな話題となっている。
同作は2021年にNHKで放送されたオリジナルドラマの映画版で、9月26日に全国公開予定。オダギリジョー(49)が脚本・監督・編集・出演を務めており、彼の独特な感性が色濃く反映された作品となっている。
主人公は、池松壮亮(35)演じる狭間県警鑑識課のハンドラー・青葉一平。彼にだけ、相棒の警察犬・オリバーが“酒と煙草と女好き”の着ぐるみ姿のおじさんに見えるというユニークな設定で、オリバー役はオダギリが務めている。
公開された予告映像には、深津も登場。彼女が演じるのは、如月県に所属するカリスマハンドラー・羽衣弥生。スーパーボランティアの失踪事件をきっかけに、一平とオリバーに捜査協力を依頼する役どころで、物語の鍵を握る存在として描かれている。
深津は2017年の映画『サバイバルファミリー』以来、実に8年ぶりの映画出演となる。久々の深津の出演に歓喜の声があがるいっぽうで、“あの名作”への復帰を望む声も再燃している。その作品とは、2026年公開予定の人気シリーズ最新作『踊る大捜査線N.E.W』だ。
Xでは、深津が『踊る』シリーズで演じてきたヒロイン・恩田すみれ役について、
《深津さん『踊る』にも出てくれないかな…》
《青島とすみれの再会、もう一度見たい》
《深津絵里さんがいない『踊る』はやっぱりどこか寂しい》
と、復活を願うコメントが相次いでいる。しかし現在の深津は、必要最低限のメディア出演に留めている状態なのだという。
「深津さんには、19年にわたって同棲中だという恋人・Sさんがいます。彼は長年スタイリストとして活躍しており、深津さんの仕事のほとんどでスタイリングを手掛けています。深津さんはSさんと過ごす時間を大切にしており、仕事に関しては“自分が心から出たい作品だけに出る”というスタンスを貫いているそうです。
また、生活上でも、気に入ったものをできるだけ長く大切に使うことを心掛けているのだとか。人気女優になってからも賃貸物件で暮らしていらっしゃるなど、いわゆる“ミニマルな生活”を送っています。収入にこだわらないライフスタイルによって、自分のやりたい仕事を厳選できるのでしょう」(深津の知人)
では、深津にとって『踊る』シリーズは“心から出たい作品”なのだろうか。
「昨年のスピンオフ映画『室井慎次 生き続ける者』公開を記念した『踊る』シリーズの一挙放送に伴って、SNSを中心に“深津さんの演技が見たい”という声が多くあがりました。
深津さん演じるすみれが最後に『踊る』シリーズに登場したのは、2012年公開の『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』です。その中ですみれは事故に遭い、その生死について明示されていませんでした。しかし、『生き続ける者』では、すみれが存命であるいっぽうで後遺症に苦しんでいるという設定が明かされたのです。
仮に深津さんが来年公開の最新作出演に前向きなのであれば、こうした描写は避けられていたと思います。深津さん本人としては、復帰に消極的なのではないでしょうか」(フジテレビ関係者)
深津が“すみれ”として再びスクリーンに帰ってくる日は来るのか。