戦後80年を迎え、8月10日から11日までの日程で広島県を訪問された紀子さまと佳子さま。
10日午後には、平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデル・佐々木禎子さんの生涯を描いた米国劇団のミュージカルをご鑑賞。
佳子さまの広島ご訪問は今回で3回目となり、成年になられてからは初めてのことだった。
いっぽう紀子さまは、7月23日から24日にかけてインターハイの開会式に出席するため、秋篠宮さまと揃って同地をご訪問。開会式に先立って平和記念公園で原爆慰霊碑に供花し、平和記念資料館で平和活動に取り組む若者たちと懇談されるなどした。
また同月11日には、東京都写真美術館で開かれた「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」をご一家で視察されていた。
「紀子さまと佳子さまの広島ご訪問は私的旅行に位置付けられ、被爆80年の節目として“平和な社会が大切”という思いから準備を進められてきたそうです。天皇陛下と雅子さまも6月に愛子さまを伴って、戦没者慰霊と戦争の記憶を継承する旅の一環として沖縄を訪問されました。佳子さまも愛子さまと同じく、次世代を担われる成年皇族です。紀子さまは母親として、娘の佳子さまに“平和を願う思いを受け継いでもらいたい”というお気持ちを伝えようとされたのではないでしょうか」(皇室担当記者)
広島ご訪問2日目となる11日は、平和記念公園で「原爆死没者慰霊碑」に礼拝された紀子さまと佳子さま。その際の、母娘の印象的な光景が注目を集めていた。
あいにくの雨となったこの日、紺色のスカートにグレーを基調としたジャケットをお召しになり、傘を手に臨まれたお二方。お一人ずつ供花する際には、雨に濡れないよう交互に傘をさし合われていたのだ。
お手本を見せるように白い花を手向けられる紀子さまを、斜め後ろから真剣な眼差しで見つめられる佳子さま。続いて佳子さまが供花され、紀子さまは佳子さまの動作に合わせて傘を動かされるなど温かく見守られていた。
お二方が供花されるご様子は各メディアの映像でも公開され、Xでも感激する声が上がっていた。
《涙が出ます。紀子さま、佳子さま、ありがとうございます。 頭がさがります》
《母娘、お二人での広島(私的)ご訪問 母親として娘に伝えたいこと、言葉だけでなく自らの行動で示される紀子さまとそれにお応えになる佳子さま。 お二人の間には静かな時間が流れていたことでしょう…》
《ご公務とばかり思っていました。 紀子妃殿下、佳子内親王 国民に寄り添う秋篠宮家ありがとうございます》
「紀子さまと佳子さまは、長女・眞子さんの結婚問題をきっかけに確執がささやかれてきました。佳子さまは眞子さんの唯一の理解者であり、秋篠宮ご夫妻とは意見が対立することもあったといいます。それだけに、紀子さまとご一緒に私的旅行をされたことには驚きましたが、母娘間で歩み寄りがあったのかもしれません。
いっぽう、佳子さまはニューヨークで暮らす眞子さんと連絡をとっているという情報もありましたが、以前よりも疎遠になっていると聞いています。さらに、ご公務にも熱心に取り組まれており、皇室に尽くす姿勢をお見せになっています。