現在、第2期が放送中の人気アニメ『ダンダダン』(MBS・TBS系)の作中で演奏される楽曲『Hunting Soul』をめぐり、「X JAPAN」のYOSHIKIが“パクリ疑惑”を指摘した一連の騒動。その裏ではさらなる“憶測”を呼ぶ事態が起きていた。

8月8日放送の第18話(8月8日放送)のなかで、バンド「HAYASii」が登場し、メタル調のハードな『Hunting Soul』を披露した。すると、8日にYOSHIKIが自身のXに《何これ、 XJAPANに聞こえない? 》と、「X JAPAN」の代表曲『紅』に酷似しているとファンに問いかけ、波紋を呼ぶことに――。

「YOSHIKIさんは、この件について何も知らなかったといい、《弁護士達からも連絡がきた》《著作権侵害の可能性があるとのこと》などと、楽曲の“違法性”についても仄めかしていましたが、9日に《今回の件、急に連絡が来て驚いて、つい呟いちゃいました。お騒がしてすみません。ごめんなさい》と謝罪して、矛を収めたかに見えました。

しかし、18日に今度はバンド名の『HAYASii』(囃子)について《よく考えたけど、これ俺のLast Name?自殺した俺の父の名前?著作権や肖像権は色々な会社が動いているので任せているけど。この件は直接話う?》(原文ママ、以下同)と再び言及して、不満をあらわにして、最終的には《今回の件、全て関係者に任せます》と綴って、一連の投稿を削除したものの、また波紋が広がりました」(WEBメディア記者)

すると、同日までに、9日から複数の音楽配信プラットフォームで配信されていた『Hunting Soul』の“異変”を報告する投稿がXで相次いだ。

《Hunting Soulの配信消された 最悪》
《おいおい聴こうと思ったらHunting Soul配信停止してるじゃんかよ! 今回の騒動誰も得しないだろ。。。》
《ダンダダンの挿入歌「Hunting Soul」が聴けなくなってる… 谷山紀章の正しい使い方で好きだったんだけど、YOSHIKIからケチついたんだね…》

20日までにほとんどのプラットフォームで配信が再開されたものの、タイミングもあって、配信停止はYOSHIKIが原因だと考える人が続出したのだ。

そこで、アニメの配給元であるアニプレックスに原因について問い合わせたところ、意外な回答が寄せられた。

《お問い合わせいただきました「ダンダダン」につきまして、楽曲の一時的な配信停止につきましては、本件とは無関係なシステムエラーが原因でございます。エラーの原因、詳細につきましては現在調査中となります》

そして、22日には『ダンダダン』のアニメ公式Xアカウントにて《TVアニメ「ダンダダン」における楽曲「Hunting Soul」に関しまして》と題した声明を発表し、心配をかけたことを謝罪した。

その上で《本楽曲は、 製作チーム一同が尊敬してやまない YOSHIKI 様と X JAPAN様のような熱量をアニメの中で表現すべく、また、音楽演出において、『ダンダダン』のアニメにおけるストーリーやシーンにマッチし、かつ作品としてのクオリティをさらに上げられるようにとの想いで制作いたしました》と説明し、YOSHIKIに事前に説明をしなかったことについても謝罪。

《本件についてはYOSHIKI様ともすでにお話をさせて頂いており、今回を契機に、未来に向けた創造的な取り組みを共に考えている所でございます》と状況を報告し、改めて謝罪した。

一連の騒動は、これにて一件落着ということか?

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