8月17日に放送された『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)で、サッカー元日本代表・松井大輔(44)との離婚を発表した、女優で2児の母である加藤ローサ(40)。
「実は今は籍を抜いていて。
その後、同番組でローサが発した言葉には、元夫への“諦め”の気持ちともに、母としての苦悩が込められていたものが多かった。
「彼(松井)は自分の好きなことを追いかけている」
「籍が入っていると入ってないでは、全然気持ちが違う」
「子どもが1人から2人になって2倍大変になるって想像してたら、それ以上だった。3倍も4倍も大変で…」
「休みなく24時間ずっと子育てっていうのが、自分の考えをどんどんギューっと狭めていった気がする」
「自分って何がしたい人だったんだっけ」
「家族ファーストですごく考え過ぎていた」
番組でのローサの発言を取り上げたSNSの投稿がトレンド入りし、ローサの離婚にまつわるネットニュースには数百件のコメントがつくなど、大きな反響を呼んでいる。それらネットの声を見ていくと、小さい子供をもつ現役の母と思われるユーザーたちからの“共感”の声がーー。
《加藤ローサの夫は何も変わらない生活していて幸せ、妻が家事育児やって当然と思ってるんだよ…だから離婚してるんだよ…いくら金稼いでても意味ないのだよ》
《ローサちゃん2014年に2人目産んでて、うちの娘と同い年 めっちゃ手のかかる旦那が、いなくなると本当にグッと楽になるはず。なんか、一人になりたいんだよね。みつめなおしたいんだよね、気持ちすごいわかる。》
《たしかに結婚出産しても体も体調も仕事もやりたいことも変わらずできる男って羨ましい。》
《結婚して何かを諦めたり我慢したりするのはいつも女側。
「子供が産まれると、さまざまな面で犠牲を強いられるのは妻」と、話すのは1歳の子がいる30代女性だ。
「男性も育休を取りやすくなり、積極的に育児に関与している父親は増えました。でも、子供が体調を崩せば仕事を休むのは母親が多く、保育園からの呼び出しの電話もまずは父親よりも先に母親にかかってきます。キャリアで夢があっても、仕方なく時短勤務にしている母親は多いと思いますよ。
あとは子供の離乳食をあげるだけ、お風呂に入れただけで“やってるつもり”育児の父親も多い。離乳食は作るところから、お風呂は入浴後に子供の肌を保湿して着替えさせるまでがセット。結局は母親が“お膳立て”しているだけ、というケースが多いですよ。ローサさんの夫婦がそうだったとは言えませんが、急に妻に離婚を突きつけられて“ちゃんと育児もやってるつもりだったのにな……”というパターンが結構あると思います」
同番組の終わりに、ローサは自分に向けてこんなメッセージを残した。
「(自分は今まで頑張っていないと思っていたが)頑張ってきたな、を認められた。やって当たり前、頑張ってないと思ってたけどよくやった」
この言葉に勇気づけられた現役ママも多かったのではないだろうか――。