「韓国の熱狂的なファンは、『ユニクロ』のCMを見て、冗談交じりに“サカケン(坂口の愛称)からパスポートを奪いたい”とよく話しています。SNSのフォロワー数が1億2千万人超のBLACK PINKのリサ(28)も彼のファンだと公言。

もはや韓国の国民的スターですよ」(ソウル在住ライター)

8月16日、坂口健太郎(34)がそのリサのSNSに登場。坂口が起用された彼女のソロ曲のMV撮影で“ベッドで腕枕”するオフショットが公開されると日韓の若者世代を中心に大きな話題となった。

坂口といえば、’21年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』で菅波先生役を好演し、放送終了後も「菅波ロス」を巻き起こしたことで知られる。あれから4年、いまや坂口は韓国でトップスター級の人気を誇るというのだ。日韓のエンタメ事業を手がける制作関係者は言う。

「彼が脚光を浴びたのは、’18年放送の主演ドラマ『シグナル』(関西テレビ系)でした。この作品は『愛の不時着』などで知られるスタジオドラゴンが手がけ、数々の賞を受賞した作品のリメークです。’21年には同じく坂口さん主演で同作の劇場版が公開され、ドラマ版、劇場版ともに主題歌をBTSが手がけたこともあり、韓国で大きな注目を集めたのです」

坂口はその後、’19年と’22年には韓国が主催する世界最大級のK-POPアワード「MAMA(Mnet Asian Music Awards)」のプレゼンターも務めている。

「’23年、初めて韓国で開催された坂口さんのファンミーティングのチケットは販売開始約1分で完売。’23年、’24年にはK-POP、K-Drama、K-Movie界から選ばれる韓国授賞式『AAA(Asia Artist Awards)』で2年連続受賞を果たしています。昨秋にはPrime Videoで配信された韓国ドラマ『愛のあとにくるもの』でイ・セヨンとW主演。同時期から韓国のユニクロのCMモデルにも起用されています」(前出・制作関係者)

なぜ坂口はそこまで韓国で人気となったのだろうか。

「まずは高身長、筋肉質で色白、そして塩顔のイケメンというビジュアル面が多くの韓国人女性に支持されている面があります。そして、韓国のバラエティ番組やメディアのインタビューで見せる謙虚な姿勢も好感を呼んでいます」(前出・制作関係者)

前出のソウル在住ライターによれば、韓国語も上達したそう。

「『愛のあとにくるもの』で共演したホン・ジョンヒョンさんによれば撮影終了後、坂口さんが韓国でお気に入りのバーに連れていってくれて韓国語でプライベートの話をしたとか。“ケンタロウは酒がとても強い”と話していました。そして坂口さんが韓国の人たちに愛されるのは、とても母親思いな人柄も大きいと思います」

■母とのルーティンは「会ったら絶対ハグ」

坂口は’16年、初めて単独でCM出演した際、「僕はマザコンだと思う」と公言。俳優業に進んだのも母親がキッカケだった。かつてインタビューでこう語っている。

《昔小さな劇団に入ってた母親がかなりの読書好きで、僕に『この本の○○が健ちゃんに似てるよ』とか頻繁に言ってくるんです。だから、本を読む時に自然と自分を投影するようになったりして、今思えば、そういうことが(役者業に)影響してるのかもしれない》(’14年10月「+act.」WEB)

また’19年6月30日に放送された『ボクらの時代』(フジテレビ系)でも坂口は最愛の母とのルーティンについて語っている。

「もう親父がいないんで。だから、ふと気づいたときに『母親をこれからハグする人っていないな』と思ったんですよ。それで、僕は『会ったら絶対ハグしよう』って決めて……」

前出の制作関係者は続ける。

「’21年3月に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、坂口さんは父がある日突然亡くなったことを明かしていました。それ以降、家族の心の空洞を埋めるかのように残されたお母さんをよりいっそう大切にするようになったそうです。そして求められたことに全力で取り組むことが両親への恩返しだと信じているといいます」

舞台関係者も言う。

「健太郎くんはふだんから“仕事を頑張れているのは家族のおかげ”と言っています。また地方や海外で現地のおいしい飲食店に行くと“母にも食べさせてあげたい”などとも話しています。お母さんとは頻繁にLINEをしていて、出演した作品や番組への丁寧な感想を伝えられると全力で受け止めていると聞きました」

韓国で絶大な人気ゆえ、いまや韓流ドラマへの出演オファーも殺到しているという。前出の制作関係者はこう語る。

「韓国制作のドラマに出演するのでは……という話は聞いています。坂口さんの所属事務所は’19年からBTSと業務提携をしている縁があります。特に彼はJ-HOPEと親しく、今春日本で開催されたソロライブに足を運ぶほど。メンバーたちは坂口さんのことを親しみを込め“ウリヒョン(私たちのお兄さん)”と呼んでいます。

BTSは今年メンバー全員が除隊し、来年から本格的に活動を再開する予定です。

そのため新曲のプロモーションでは日韓の音楽番組やバラエティ番組などに大々的に出演するでしょう。

かつては事務所の先輩である田中圭さんがMCを務める番組にBTSが登場したことがありましたが、先日の『文春砲』により、“BTSと絡める日本のスター”最有力候補は坂口さんになりました。世界的なアーティストとなったBTSと坂口さんが共演して肩を並べる姿を見せることは、お母さんへの恩返しにもなるはずです」

今年3月に配信された韓国版「GQ」のインタビューで、坂口はこう語っている。

《家族は絶対に憎めない、そばにいてくれるだけで大きな力になる存在》

坂口の日韓での活躍は、実母の愛情に支えられていた。

編集部おすすめ