子どもから大人まで、広い世代から人気を集めるスタジオジブリ作品。国内だけでなく、海外にもファンは多い。

ジブリ作品は度々テレビでも再放送されており、今年も『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、8月15日に『火垂るの墓』、22日に『崖の上のポニョ』が放映された。29日には、『もののけ姫』が放送枠を55分拡大して放送される予定だ。

友人や家族同士の会話で、ジブリ作品の好き嫌いが話題になることもあるだろう。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、20~60代の男女500人を対象に「イマイチだったと思うジブリ作品」についてアンケート調査を実施した。

第3位は『ホーホケキョ となりの山田くん』。

いしいひさいち氏(73)が朝日新聞で連載していた、同タイトルの四コマ漫画が原作。1999年7月に公開され、監督は高畑勲さん(享年82)が担当した。新聞連載の漫画が原作とあって、日本の平凡な一般家庭である山田家の日常をほのぼのと描いた作品となっている。

作画は原作漫画に忠実になるよう描かれているため、いわゆる“ジブリらしさ”はあまり感じられない。内容に関しても、家族の日常を描いており、『となりのトトロ』や『風の谷のナウシカ』などといったファンタジー色の強いジブリ作品とは趣が違う。ジブリらしさを期待していた人たちにとっては、期待外れだったようだ。

《ジブリが制作したというだけで、異色の存在。

いわゆる「ジブリ作品」として期待すると、フツーのアニメ》
《ストーリーに深みがなく、考えさせるところが少ない》
《期待していたほどではなかった》
《作風が違う》

第2位は『ゲド戦記』。

2006年7月に公開された作品で、監督は宮崎駿氏(84)の長男・宮崎吾朗氏(58)が務めた。原作小説『ゲド戦記』はアメリカの作家、アーシェラ・K・ル=グウィン氏によるもので、『指輪物語』『ナルニア国物語』と並び称されるファンタジー文学の金字塔である。全6巻の長編大作となっており、原作ファンも多い。

単純明快な勧善懲悪ものというよりも人間の内面を描く物語で、約2時間の映画にまとめるには少々難解な内容ともいえる。興行収入は78.4億円と報じられるなどヒットしたといえる本作だが、アンケートでは《内容が理解できなかった》といったような感想が多くあがってしまった。

《原作を無理矢理2時間に纏めているためストーリーが急展開過ぎて意味不明な感じになってしまっている》
《物語が複雑すぎて感情移入しづらかった》
《テイストが違う感じがする》
《ジブリ作品にしては今までと世界観がまるで違っていたから》

第1位は『君たちはどう生きるか』。

2023年7月に公開されたジブリ最新作が残念ながら1位に選ばれてしまった。本作は、宮崎氏が監督引退を撤回し、『風立ちぬ』から約10年ぶりの復帰を果たした作品。当時、タイトルとポスターのみが発表され、そのほかの情報は一切明かされないまま劇場公開されるという、異例のプロモーションが話題を呼んだ。

鳥のくちばしの中に見える鋭い眼光……というインパクトの強いキービジュアルに、訴求力の高いタイトル。さらに宮崎氏の10年ぶり復帰作ということで、期待するファンも多かった。

しかし、生と死や人間の内面などを掘り下げるというやや難解な内容は、従来の「ジブリ作品」を求めていた人から低評価を受けてしまった。

《内容や解釈が難しすぎる》
《前評判は良かったが、結局自分で考えろというスッキリしないまま終わってしまった》
《余りにも話が突飛過ぎてストーリーを理解出来なかったし、何を伝えたいのか分からなかった》
《今までの作品の風潮と違って、少し難しい感じ》

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