「“復帰計画”に世間はいまだ厳しい反応です。“事件”から2年以上が経ちますが、やはりあまりにセンセーショナルだったので……」(スポーツ紙記者)
8月27日、本誌は市川猿之助(49)の近況を報じた。
「人気漫画『鬼滅の刃』の歌舞伎バージョンの台本を執筆中だといいます。もともとは猿之助さんの総合演出の下で『スーパー歌舞伎II 鬼滅の刃』として‘24年に上演予定でしたが、事件によって中止になっていたのです」(歌舞伎関係者)
この“裏方復帰計画”について猿之助本人に取材を申し込んだが、終始無言のままだった。
多忙を極めた芸能生活とは距離を置いているいま、猿之助は“自省の日々”を送っているという。
「猿之助さんは、歌舞伎にドラマにと忙しすぎた日々を“キャパオーバーしていた”と感じているそう。完璧主義な性格だったこともあり、ストレスも多かったのでしょう。事件以降は一日中何もしないで過ごすことも多くなったといいます。“心の幅と深みを見つけることができた”と周囲に語っているそうです」(猿之助の知人)
事件のあった自宅にも変化があり、心機一転を図っているようだ。
「両親の遺体が発見されたリビングを、和風から洋風に改装したそうです。つらい記憶から少しでも立ち直ろうとしているのでしょう。ただ、この家には一家の思い出も詰まっていますから、手放すつもりはないようです」(前出・猿之助の知人)
前出の歌舞伎関係者は言う。
「執行猶予が明けるまであと3年あるので、現在執筆中の作品には猿之助さんは出演せず、裏方に専念する方針だといいます。
とはいえ、世間の風当たりは強い。本誌が報じた“裏方復帰計画”に対し、インターネット上では次のような声が。
《あれだけのことがあっても復帰出来る業界ってすごいっすね》
《何をするにも5年間の執行猶予明けでなければ世間は認めないだろう。》
《歌舞伎はよくわからないけど、復帰なんて執行猶予あけても無理なんじゃないですかね》
猿之助には執行猶予5年の判決が下されている。自省を繰り返した末に、世間に受け入れられる日は来るのだろうか――。