歌手の中森明菜(60)が9月28日、公式サイトで年末にディナーショーを開催すると発表した。
’17年末にディナーショーを行ったのを最後に、表舞台から姿を消していた明菜。
「ショーは東京と大阪の2会場で開催されるのですが、後半の大阪公演の開催日が12月29日、30日なのです。そのため、翌日の大晦日に行われるNHK紅白歌合戦に明菜さんが出場される可能性がなくなってしまったのではないかとささやかれています」(音楽情報誌編集者)
これまで紅白には計7回出場している明菜。近年の「紅白離れ」に悩むNHKにとって、活動再開した“伝説の歌姫”の紅白出場は、喉から手が出るほど欲しいコンテンツであるのは間違いないだろう。
NHKでは4月から『中森明菜 Best Performance on NHK』と銘打ち、明菜の過去のパフォーマンス映像をYouTubeでプレミア配信している。明菜が出演したNHK映像が4Kデジタルリマスターされ、1年間に渡って全100曲以上が配信されるという力の入れようだ。これにはファンの間でも、紅白出場への前兆ではないかと期待が高まっていたのだが……。
前述の音楽情報誌編集者が言う。
「紅白歌合戦では毎年12月29日~31日の3日間にわたってNHKホールで大規模なリハーサルが行われます。マスコミの囲み取材もあり、初出場の歌手からベテランまで、カメラの前で出場の意気込みを語るのが年末の恒例行事となっています。
30日の夜に大阪でディナーショーを行った明菜さんが、その足で新幹線に乗ってリハーサルに駆けつけるという強行軍はいまではまず考えられないでしょう。
最後に出場した’14年の紅白ではアメリカのスタジオから生中継で参加しました。残された手段としては、31日当日にNHK大阪ホールから生中継したり、東京のスタジオなどから生中継を行うぐらいでしょうか。いずれにせよリハーサルに参加していなければ、NHKホールでほかの出演者たちと共演する可能性はかなり低くなるでしょう」
大晦日に明菜の姿を観たいと願うファンの“DESIRE(熱望)”は叶えられるだろうか――。