9月3日、俳優の清水尋也容疑者(26)が大麻成分を含む植物片を所持していたとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕された。

ミステリアスな雰囲気で注目を集め、映画『東京リベンジャーズ』シリーズや連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK)など、さまざまな映像作品に出演していた清水容疑者。

彼の復帰には“茨の道”が待っているようだ。

「近年、コンプライアンス意識の高まりで、芸能人の不祥事に対して世間の目は非常に厳しくなっています。薬物関係は初犯で執行猶予が付いている場合、それが過ぎてから活動再開というケースが多いです。

たとえば、’20年9月に大麻取締法違反で逮捕された伊勢谷友介さん(49)が復帰したのは、約3年後の’23年12月のこと。これは執行猶予期間を満了したタイミングでした。

また、’23年6月、大麻を所持していた容疑で逮捕された永山絢斗さん(36)は現在執行猶予期間中です。永山さんは’23年6月に所属事務所を退所し、独立。一部メディアでは復帰をめぐって事務所と軋轢が生じたとも報じられていますが、いまだ復帰は叶っていません。

例外として‘19年3月にコカイン使用容疑で逮捕されたピエール瀧さん(58)は1年弱という短期間で復帰しています。しかし、それは彼の俳優としての才能が類まれで、“替えが効かなかった”ということが大きいです。若手俳優の注目株とはいえ、まだ地位を確立する最中だった清水容疑者は、復帰に時間を要するでしょう」(芸能関係者)

また、違約金も重くのしかかる可能性があるという。

「伊勢谷さんは、自身で設立した会社が逮捕後に1億円近い負債を抱えることになったそうです。

初公判の際には、事件による賠償金について『今まで稼いだお金の大半を提供した』と明かしていました。

瀧さんは、当時放送中だった大河ドラマ『いだてん』を含むドラマ6作品のNHKオンデマンドでの配信が停止に。また、CM契約が4社あったことなどが関係し、違約金は総額5億円を超えたと言われています。

清水容疑者の場合、現在放送中の日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)に重要な役どころで出演していますが、7日に放送される最終回では出演シーンがカットされることに。さらに、29日からスタートする連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK)に出演予定でしたが、取りやめになったと発表されました。

再編集や撮り直しなどの費用は事務所に請求がいくでしょう。また、『スポニチアネックス』は《自動車メーカーのCMを撮影済み》だったと報じています。そういった事情を考えると、瀧さんほどではないにしろ、数千万規模の違約金が発生するのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)

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