歌手・新浜レオン(29)が初出演となる大河ドラマで美声をとどろかせた! 新浜が演じた富本斎宮太夫は、江戸浄瑠璃の流派のひとつ、富本節の全盛期を支えた人物。収録へ向けての準備期間にどのようなことをしたのか聞いてみた。
「まずは所作の一つ一つの勉強でした。演歌歌謡の世界で僕はデビューしましたが、着物を着る機会が今まであまりありませんでした。ですので、着物を着たときのかっこいい立ち方、歩き方、扇子の使い方、そういったマナーから勉強しました。あとはやはり、当時は今の歌い方とはまるで違うので、歌のこぶしやビブラートを抜くことなど、先生に教えてもらいながら準備をしていきました」
今回のオファーをスタッフから聞いたときをこうふり返る。
「信じられなかったです。歌手として活動している中で、いつかは大河ドラマに出たいという大きな夢はありましたけど、それがまさか今年なんていう想像は少しもしていませんでした」
新浜といえば昨年のNHK紅白歌合戦での活躍が記憶に新しい。今回の大河ドラマ出演で2度目の紅白出場へ弾みをつけたいところだ。
「昨年、紅白のNHKホールの控え室を出るときに、歌手でいる限り、この紅白という舞台にはずっと立ち続けたいと、毎年ファンの皆さん、両親、お世話になった皆さんにその姿を見ていただきたいという気持ちになりました。大河ドラマ出演で、もっとその思いを強くしたというか。気が引き締まる思いです」
最後にレオン語で『べらぼう』ファンへの一言をお願いすると「大丈夫ですか。『べらぼう』ファンの皆さんにブチギレをされないですかね」と前置きしつつこう語った。
「本当に素晴らしい作品に携われたことに感謝ですし、時代へのリスペクトを大切に全力で演じました。
【INFORMATION】
大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』
NHK総合テレビ 日曜20時~ほか