「みなさまのおかげで、この度、劇場版『TOKYO MER』の続編制作が発表となりました。MERチームは再び巨大な危機に立ち向かいます。

今そこにある大きなテーマに、スタッフ、キャスト一丸となって、覚悟を持って挑みます」

9月5日、こう語ったのは俳優の鈴木亮平(42)だ。「覚悟を持って挑む」という鈴木。この日、自身が主演を務める『TOKYO MER』シリーズの劇場版第3作の制作、公開が決定したと発表されたのだ。

「同シリーズはオペ室搭載の大型車両・ERカーで事故や災害現場に駆けつける救命医療チームの活躍を描いた作品です。

’21年にTBS系の日曜劇場枠で放送されると、終了後も多くの反響が寄せられ、’23年4月に劇場版第1作『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』が公開されることに。同作では横浜のランドマークタワーを舞台に、爆発事故によって193名が閉じ込められるという大災害に立ち向かう姿が描かれ、興行収入は45.3億円と大ヒットを記録しました。

8月1日には鹿児島・沖縄の火山島を舞台にした劇場版第2作となる『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション』が上映され、こちらも公開1カ月足らずで興行収入41.5億円を突破しています」(制作関係者)

これまで鈴木はレギュラーメンバーの賀来賢人(36)や菜々緒(36)、中条あやみ(28)といった面々を座長として束ねてきたそうで、その姿に現場スタッフたちも感心しきりだったという。

「鈴木さんは気さくなだけでなく礼儀正しく、どんなスタッフのことも『さん』付けで呼ぶ人。その人柄は、スタッフや共演者から絶大な信頼が寄せられています。『TOKYO MER』シリーズは肉体面でも精神面でもハードな撮影なのですが、鈴木さんはいつも穏やかなので安心感を覚えますね。主演だからといった気負った感じもなく、新しいメンバーが入ってくれば『出身はどこなの?』と聞くなど、積極的にコミュニケーションをとっていました」(前出・制作関係者)

そんな鈴木だが、これまで『TOKYO MER』シリーズの撮影にあたっては徹底的な役作りを心掛けていたという。劇場版2作目の公開にちなんだ本誌のインタビューでは、特殊車両での手術シーンの準備のため、「オペの動きって、しばらく離れていると忘れるんです。

家にオペセットをずっと置いているので、それを使って動きを思い出していました」(『女性自身』2025年8月19日・8月26日合併号)と、自宅でも“猛特訓”をしていたことを明かしている。

「手術シーンは吹き替えナシ。監修医も『鈴木さんは1、2回手本を見たら覚えてしまう』と感嘆したそうですが、鈴木さんは空き時間に参考動画を観るなどして、独学でも学んでいたそうです。心臓マッサージやAEDの使い方もマスターしており、実践できるレベルだといいます。

セリフは毎日何時間も繰り返して練習して覚えているとか。だからこそ、現場の緊迫した空気のなか、専門用語だらけの膨大な量のセリフを素早く的確に表現できるのでしょう。そのストイックさに、劇場版2作目に登場した江口洋介さん(57)は『今までの日本の俳優の枠を超えた、アジアレベルのスケール感を感じる俳優』と絶賛していました」(前出・映画関係者)

ストイックな“役者魂”で『TOKYO MER』シリーズを熱演してきた鈴木。第3作でも、どんな困難な状況も乗り越える熱い男の姿を見せてくれそうだ。

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