19歳のお誕生日にあたる9月6日、いよいよ悠仁さまが成年式に臨まれる。宮内庁はそれに先立ち、5日に悠仁さまのお写真と映像を公開した。
お写真と映像では、チェック柄が入った水色のシャツに、黒いボトムスをお召しになっていた悠仁さま。微笑を浮かべながら、落ち着いたご様子でキャンパス内を散策されたり、生き物を観察されたりするお姿が収められていた。また、ヘルメットを被った悠仁さまが、自転車でキャンパス内を移動されるお姿を収めたカットもあった。
豊かな自然に囲まれた環境で学生生活を送られる悠仁さまの近影に、ネットニュースのコメント欄では《すこやかに成長され、喜ばしい限りです》《成年式楽しみにしております》とご成長ぶりを喜ぶ声が。だがそのいっぽうで、一部の人たちからは次のような心ない声も……。
《撮りますよと構えて写された映像ですね。お独りで笑顔もないことに寂しさを感じます。孤立感を演出したような印象ですね》
《誰もいないキャンパス内での撮影だったことも影響しているかもだけど、なんか暗く孤独感漂う感じ。表情や雰囲気も何だかな》
これらの書き込みは悠仁さまの“孤独感”を指摘するものだが、宮内庁が公開した「悠仁親王殿下19歳のお誕生日に当たり」と題する文書では、悠仁さまが充実した学生生活を過ごされていることが記されていた。
筑波大学の生命環境学群生物学類で学ばれる悠仁さまは、英語や情報リテラシーのほか、基礎生物学実験や分子細胞生物学概論といった専門的な授業にも出席されているという。また、大学の行事にも積極的に参加されており、《ご友人たちとともにベビーカステラを販売する模擬店に参加され、協力して販売にあたられるとともに、集まった人々と交流をされたそうです》との記述もあった。
「悠仁さまは在籍するクラス以外にもご友人ができたそうで、すっかりキャンパスライフに溶け込まれています。大学のバドミントンサークルにも加入され、曜日によっては21時まで練習する日もあるそうです。関心を寄せられる分野の学びを深められるなか、新たなご友人たちと充実した日々を過ごされ、以前よりも笑顔が増えたようにお見受けします」(皇室担当記者)
実際に、大学のキャンパス内では、悠仁さまが楽しそうに過ごされるお姿が目撃されていた。
例えば、4月下旬のこと。体育館レクリエーションに参加された悠仁さまは、運動後に体育館のそばで数人の同級生男子と楽しそうに会話をされていたという。さらにそこへ、10人ほどの女子グループも合流。その際、悠仁さまがお見せになっていた“素顔”を、ある在学生は本誌5月13日・5月20日合併号でこう証言していた。
「悠仁さまを初めて間近で見ましたが、正直驚きました。これまでテレビで見ていた悠仁さまは、ご公務中でもあまり表情もなく、失礼ながらかなり内気でおとなしいイメージでした。
しかしキャンパスの悠仁さまは、大きな声で笑う“ふつうの大学生”で……。いっしょにいた男子たちも茶髪だったり、元気な人が多いようでしたが、悠仁さまもむしろ“陽キャ”な印象でした。彼らといっしょに話していた女の子たちもずっと笑顔でしたが、みんな、よほど楽しかったのか、30分ほども立ち話を続けていたのです」
体育館レクリエーションによって、同級生のご友人たちと打ち解けられた悠仁さま。
さらに6月下旬には、悠仁さまが夜22時ごろに、大学近くの有名牛丼チェーン「松屋」を訪れられた姿を本誌は目撃している。おそらくバドミントンの練習終わりに、サークルの仲間と自転車で店に向い、遅い夕食を取られたのだろう。
Tシャツ姿で、バドミントンのラケットが入っていると思われるケースを肩にかけられていた悠仁さま。店の前で自転車のサドルに腰をかけたまま、ご友人と束の間の歓談を楽しまれていたのだ。悠仁さまが大きく口を開けてお笑いになったり、ときには“ツッコミ”を入れたりするようなお姿もあり、学生らしい楽しそうな雰囲気が伝わってきた。
「8月30日に放送された『成年式へ 素顔の悠仁さま』(NHK)では、悠仁さまと高校時代を過ごしたご友人が“顔出し”で出演し、悠仁さまのお人柄について語っていました。悠仁さまは学校では『ひいちゃん』や『ひいくん』などの愛称で親しまれ、アクティブで感情豊かなお人柄だったそうです。ときに“皇室ジョーク”でご友人を笑わせになることもあったといい、慕われていたことが伝わってきました。
お誕生日に際して公開されたお写真や映像に、ネットでは“笑顔が少ない”といった指摘もありましたが、こうした発信は広く国民に向けられたオフィシャルなものなのです。悠仁さまもそのことを意識されているでしょうし、表情もあらたまったものになるのも当然ではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)